2023.08.08

オトナの5分読書 Vol.3

ブランド物を身に着けていると得をする！？脳科学の観点から見ると驚きの事実が…

「もっとキャリアアップしたい」「もっと洗練されたオトナになりたい」「もっとモテたい」

そんな上昇志向が強いオトナのために、東カレ編集部が厳選した“ワンランク上の自分になれるための本”を紹介します。

最近活字離れが進んでいる貴方も「5分だけ」読んでみてください！

今回、ご紹介するのは『賢くしなやかに生きる脳の使い方100』中野信子著（宝島社）。

▶前回：ハイスペ男女は常に実践している！？今、話題の“大人の学び直し”とは

悩みに対して答えがわからないとき、脳科学や心理学などの科学的知見をベースにした考え方を知ることによって、対処方法がわかることがあります。

実はお金に関する悩みも同じなんです。

なぜ人はエルメスのバッグを欲しがるのか、お金を稼いでるのに幸福度が上がらない！など、お金にまつわる「なぜ」を本書から紐解いていきます。

▼INDEX
1. やっぱり見た目が大事？「お金を持っていそうな人」に弱いワケ

2. あなたが買ったブランドバッグは、本当に欲しかったモノ？

3. お金を守るためにはどうしたらいい？

4. お金を稼いでも稼いでも、幸せになれないワケ

5. お金で不幸にならないために

6. 本書のココがすごい！

1. やっぱり見た目が大事？「お金を持っていそうな人」に弱いワケ

人はお金を持っていない人よりも、持っている人のほうを信用する――。そんなことを明らかにした実験がある。

実験では、アンケートへの協力という形を取り、ブランドのロゴ入りの服を着てアンケートを求めた場合と、ノーブランドの服を着た場合とで比較した。

結果は、ブランドのロゴ入りの服を着ていた場合は52％の人がアンケートに答え、ノーブランドの服では14％の人しか答えなかったのだ。

また、寄付金を募る実験でも、ブランドの服を着ていたときは、ノーブランドの服のときに比べて約2倍の額が集まった。

お金持ちに見える人にわざわざ寄付するのは、一見すると不思議な現象だ。

でも実際は、私たちはお金持ちに見える人に対して、より多くを払おうとしてしまう。

お金持ちそうな人に、私たちが弱いわけとは…？

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