2023.05.19
今、学芸大学がグルメな街として注目を集めている。中でも、美食家に愛される人気店をご紹介しよう。
学芸大学駅から徒歩3分。雑居ビルに紛れ込んだ、隠れ家イタリアン『チニャーレ ヴィーノ エ パーネ』。
わずか6席のカウンターでシェフとの会話を楽しみながら、シンプルかつこだわりの感じられる料理たちに舌鼓。
西口商店街の裏手で控えめに灯る看板が、美食に続く唯一の目印
神泉で予約の取れない人気店として名を馳せる『チニャーレ エノテカ』。
実はその創業地は学芸大学の雑居ビル。通称“学大チニャーレ”は知る人ぞ知る名店だったが、一時の休止期間を経て、復活。
今はかつてと同じ1階だが、一番奥の別室に移っている。
「この山椒は静岡産で香りがフレッシュ。シンプルなパスタに仕立てます。それと今日は和牛ハラミが入荷!これはやっぱりステーキで」
シェフの大沼貴美さんが、目の前に並ぶ食材とその調理法を一つひとつ説明していく。
こうしたプレゼンからディナーが始まる光景は、本店と変わらない“チニャーレ”の日常。
しかし、飲食店が軒を連ねる路地に隠れるように佇む『チニャーレ ヴィーノ エ パーネ』は、コースのみの本店に対してすべてアラカルトで注文できるところが最大の魅力だ。
キッチンと完全に一体化した「密」な変形カウンターが五感を大いに刺激する
わずか6席のカウンターはキッチンとの一体感も抜群。
最旬イタリアンの味わいをひと皿から
「ハラミのバベットステーキ」なら焼き始めから食欲をそそる匂いが充満し、仕上げにフランベの炎も。
「山椒のアーリオオーリオ」でも鍋を煽る音が響いた後、さわやかな香りが一気に広がる。
「マグロのカルパッチョ」1,650円。名仲卸『やま幸』から仕入れた尾の身とすき身を使う。
完成した料理はどれも、主役の食材が存在感をきちんと誇示するシンプルな仕上がり。
一方で例えば、カルパッチョのドレッシングに醤油を忍ばせるなど、イタリアンに縛られない姿勢も痛快で、なじみある美味しさに感激する。
何より本店と同じ食材と料理を、ワインのアテ感覚でカジュアルに食べられるところが最高に贅沢。
食後は充足感に満たされ、ふたりは再訪を誓うのだ。
■店舗概要
店名:チニャーレ ヴィーノ エ パーネ
住所:目黒区鷹番3-7-12 サンループムカサ 1F
TEL:03-6875-2882
営業時間:[一部]17:30~
[二部]20:00~
定休日:日曜、月曜
席数:カウンター6席
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