美味い、安い、お洒落!カウンター革命勃発 Vol.2

ロッシ

Rossi

8席の交歓装置を据えた名シェフの新たな舞台

店のオープンは9月20日。取材時は工事の真っ最中。しかし『フェリチタ』で活躍した岡谷文雄シェフが『ロッシ』の看板を掲げて再始動と聞けば見過ごすわけにはいかない。余す所なく、とはいかず残念だが、出来る限りをお伝えしよう。

岡谷シェフが想い描いた新店のイメージは、どこか酒場的な、艶っぽさのある雰囲気。ゆえにカウンターは不可欠。なぜなら「コミュニケーションは重要、でも言葉は全てじゃない。カウンターは“見せる”ことで言葉より料理を語る」からだと言う。

かくしてクロスは無し、ダークウッドを基調とした空間の中心に8席のカウンターを据えた新生『ロッシ』の骨格ができた。

ラフな空間ながら、供する料理をコース中心としたのは、「一定の皿数と時間を経て感じ合える作り手と食べ手の想いがあるから」だと語る岡谷シェフ。加えて全体で高いコストパフォーマンスが保てるというのが狙いだ。サフォーク種の羊や沼津産赤座海老など希少な食材も近くお目見えする。

ワインにも造詣が深い岡谷シェフだが「安いワインは置かない」ときっぱり。だが値付けは極力抑え、料理に合わせたグラスのデギュスタシオンを用意するなどワイン好きを楽しませる気満々だ。

空間は「ラフに寛いで」と語りかけるが、イコール「何でもご自由に」ではない。熟練の料理人の主張と美学でビシッと攻めてくる。いいなあ。だってレストランはそもそも、そんな空気を感じに行く場所なのだから。

麹町、日テレ通りから少し入ったところ。前『Rossi』で6年を共に過ごした看板を再び掲げる

シェフとゲストの目線が合うように設計されたカウンター。80㎝の高さは高級店のテーブルと同じ

左.塩とアンチョビで甘みを引き出した焼き茄子のスープ。炙り松茸添え。写真は全て¥4,200のコースより

右.「産地より造り手」で選んだワインは約900本。レアアイテムのバックヴィンテージも豊富に揃う

左.アサリとツブ貝のリゾット。バターやチーズは使わず、貝の持つ旨みと塩気で味を決める

右.鯵とアボカドの冷製パスタ。梨を入れたアボカドのソースは、レモンの酸味も加わり爽やか


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