二世お受験物語 Vol.3

「そんな理由で、小学校受験を決意…?」幼児教室のママ友が打ち明けた、複雑な事情とは

「私、小学校から大学までずっと同じ学校なの」

周囲からうらやまれることの多い、名門一貫校出身者。

彼らは、大人になり子どもを持つと、必ずこんな声をかけられる。

「お子さんも、同じ学校に入れるんでしょう?」「合格間違いなしでいいね」

しかし今、小学校受験は様変わりしている。縁故も、古いしきたりも、もう通用しない。

これは、令和のお受験に挑む二世受験生親子の物語。

親の七光りは、吉か凶か―?

◆これまでのあらすじ
名門一貫校出身の果奈は、息子の翼を小学校から同じ学校に入れたいと考えている。なんとか翼に合う幼児教室を見つけ、入塾を即決する。

▶前回:小学校受験のための幼児教室。「ご出身はどちら?」と聞かれたとき、答え方の正解は…


Vol.3 初めてのママ友


「翼くん、でしたよね」

幼児教室体験からの帰り際、果奈は、一緒になった母親に声をかけられた。

黒髪のストレートヘアが美しい女性。彼女が連れている女の子は、アンだ。

アンは先ほどの自己紹介で、アニメの豚の女の子のマネに終始していた。

翼もトーマスになりきり機関車......


この記事へのコメント

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No Name
一話からだけど、果奈の性格が悪いせいで全く応援したい気持ちになれない。旦那さんが、帰ってから話そうと言ったのに、手を振り払って席立つとか子供の前でやるなよと思う。
2023/04/04 05:1968
No Name
通い始めた教室で、翼くんがどう成長したのかなど一切書かれておらず、”数ヶ月後” って…つまらな過ぎる。
2023/04/04 05:4944
No Name
果奈、気が強すぎるというか我が強い。
2023/04/04 06:2538返信1件
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