「私、小学校から大学までずっと同じ学校なの」
周囲からうらやまれることの多い、名門一貫校出身者。
彼らは、大人になり子どもを持つと、必ずこんな声をかけられる。
「お子さんも、同じ学校に入れるんでしょう?」「合格間違いなしでいいね」
しかし今、小学校受験は様変わりしている。縁故も、古いしきたりも、もう通用しない。
これは、令和のお受験に挑む二世受験生親子の物語。
親の七光りは、吉か凶か―?
◆これまでのあらすじ
名門一貫校出身の果奈は、息子の翼を小学校から同じ学校に入れたいと考え始めた。夫・光弘の賛同も得られたものの、果奈は、母校が中学での外部受験を見据えた進学校へ変貌しているのを知り…。
▶前回:「この子を、同じ学校に入れたい…」名門校を卒業したワーママの苦悩
Vol.2 幼児教室選びは、やっぱり大切
お受験をしたい、と光弘に相談したその日の夜から、果奈は早速情報収集を始めた。
まずは、小学校からの友人に招待してもらったLINEグループに入る。
『初等部受験生ママ集まれ!』というタイトルのクローズドグループは、果奈の母校出身者の集まりだ。メンバーは、100名近くいる。
......
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