東京、桜の下で Vol.3

交際4年、マンネリ化した恋。長引きすぎた春に2人が終止符を打った、意外なきっかけとは…

春になると、日本を彩る桜の花。

大都会・東京も例外ではない。

だが寒い冬を乗り越えて咲き誇ると、桜はあっという間に散ってしまう。

そんな美しく儚い桜のもとで、様々な恋が実ったり、また散ったりもする。

あなたには、桜の季節になると思い出す出会いや別れがありますか?

これは桜の下で繰り広げられる、小さな恋の物語。

▶前回:「もっと大事にすればよかった」6年の恋が終わり、後悔に苛まれる男。その頃、女は…?


前崎玲奈(27)「4年か…。長いこと、一緒にいたね」


「玲奈、春なのになんか厚着だね」

15時すぎの原宿駅。

1ヶ月ぶりに会う交際4年目の彼氏・光輝が、私を見て笑った。

たしかに、今日の街中に、こんなに分厚いコートを着ている人はいない。

「本当は春物のコートを羽織りたかったんだけど、全部クリーニングに出しちゃって......


この記事へのコメント

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No Name
光輝が優しくて泣ける.....
桜の季節に付き合い始めたり別れたりすると、何となく記憶に残ってしまいますよね。
2023/03/24 05:3872返信2件
No Name
お互いに好きじゃなくなったなら、別れて良かったと思う。それぞれ別の人と幸せになって欲しいね。
2023/03/24 05:2863返信1件
No Name
4年付き合って結婚には発展しなかった、今はもう恋愛感情すら全くない。これは双方のために別れて正解なケースだと思った。最後にお互い「今までありがとう」を言えてよかったと思う。
2023/03/24 06:1463
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