銀座の街の魅力は、しっとりと落ち着いた大人の空気感。そんな銀座らしさを表すホテルが開業1周年を迎えた。
そこで楽しめるのは、上質な食事にお酒、音楽。
艶やかなムードの中で時間を忘れるひとときが、ふたりの日常を潤してくれる。
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※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
銀座4丁目交差点から徒歩2分のみゆき通り沿い。奥絵師として江戸幕府に仕えた木挽町狩野家の画塾跡地に「ホテルグランバッハ東京銀座」は立地する。
文化の香りが蘇るように、昨秋、音楽の父、J.S. バッハに由来する名をもつ同ホテルが誕生。
「バッハとウェルネスキュイジーヌで心身が癒やされるステイ」をコンセプトに、こだわりの音楽と食でお客様をもてなす。
今なら同ホテル1階にある『ヴァルト ハウス』が提供する冬の「プレミアム・ディナーコース」13,200円がデートにおすすめだ。
【12月23日~25日】クリスマス スペシャル ディナー | ホテルグランバッハ銀座 公式サイト (grandbach.co.jp)
始まりはシャンパンでの乾杯から。コースはあんこうや九条葱、常陸牛など日本の食材が生きるフレンチで、季節感もたっぷり。
シャンパンは季節や料理に合わせた銘柄をソムリエが提案。グラス1,870円~。
「プレミアム・ディナーコース」の料理は上質で美しく、フェスティブシーズンのディナーにぴったりだ。
例えば、「鮟鱇とちぢみ法蓮草 ソースビスク」。
シェフの地元が茨城のため、同県の厳選食材を多く扱う。このあんこうもひたちなか市からのもので、渡り蟹を主とするビスクにもあんこうの骨からとった出汁を加えている。手前はライムの泡。
メインの「常陸牛のロースト 牛蒡のコンフィ 九条葱のジェノベーゼ」も艶やか。
さっぱりとした上質な脂をもつ常陸牛に葱の青みがマッチし、口内が至福に包まれる。
橙色の壁が印象的な店内には、バッハの生まれ故郷のアイゼナハにあるチューリンゲンの森をオマージュしたアートが並ぶ。
教養のあるふたりの会話がいっそう 弾みそう。