蓋を開けた瞬間の松茸香が、今宵の酔いを加速させる
「茶碗蒸し」
具は松茸のみの贅沢さ。シャモの出汁を使い、上にかかる銀餡にも松茸がたっぷり。
こちらは鰹だしがベースで、どこを食べても芳醇な香りが鼻に抜ける。
松茸は、知る人ぞ知る東川口『樋山』から仕入れ。
国産というだけで貴重だが、鮮度も徹底的に管理。鮮烈な香りを楽しめる。
強烈に松茸が香るコロッケの破壊力に高揚する
「コロッケ&フライ」
フライは、あえてウスターソースで食べるスタイル。かぶりつけば香り豊かなスープがジュワッとあふれ出す。
松茸はコロッケにもたっぷり使われており、反則的な旨さ。
タネに松茸と同量のジャガイモが使われているが、これは北海道の雪の下で2年間、熟成させた特別なメークイン。
最高級の松阪牛をあえてハンバーグに仕上げる贅沢さ
「特産松阪牛&寿卵」
「きのこハンバーグのきのこが全部松茸のイメージ(笑)」。
松阪牛全体のわずか3%という「特産」のみでタネを作り、135℃のオーブンで3時間弱も火を入れた玉ねぎを添えた。
渡部さんが、その美味しさに感激した秩父の「彩美卵 寿」を使用。
黄身を崩し、つくねのように食べるのがオススメ。
5万オーバーのコースの〆は極上の一杯
「らーめん」
「らーめん」。
スープは「青森シャモロック ザ・プレミアム#6」から丁寧に取った、いわゆる無化調。
麺は、妻・宏美さんの実家『山口や製麺所』が希少な国産小麦「ゆめちから」で打つ。トッピングは、松茸と京鴨の雲呑。
◆
11月からは白トリュフ。「中途半端はよくない」と香りに酔うほど集め、茶碗蒸しもラーメンもトリュフ三昧。
パスタはリゾットに替え、スライスをたっぷり。料理によっては大胆にも厚切りにして、1人前で約1個(!)を使い切る。
「白トリュフってあん肝と合うんです」と、笑顔で料理を説明する渡部さん。その旺盛なサービス精神が、ゲストとの一体感を盛り立てる。
この体験こそ、唯一無二。旬の“切り札”として今こそ繰り出したい。
厨房に立つのは、渡部敏毅さんとシェフの宏美さん。
彼女は元ラーメン職人で、自身の店をビブグルマンに育て上げた経歴の持ち主。
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東京の人気エリアでの鉄板デートもいいけれど、大人なら知る人ぞ知る穴場なレストランへエスコートしたい。
そんな夜は、「神宮前で、こんなに驚きの名店が…!」という感動を共有してみては?
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