真の鮨ツウはこの店へたどり着く!ヒカリモノを存分に堪能できる有楽町の鮨店

「お鮨、食べに行かない?」と誘われても、普通の鮨では納得できない。

だが、頭に“ヒカリモノだけの”と付けば、鮨ツウならグッと心を捕まれるはずだ。

今回は、有楽町の高架下にある活気に満ちた町鮨を紹介する!



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。

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サバ好き垂涎の「お造り盛り合わせ」。この日は松輪サバの昆布締め、そして酢締め&炙って塩とレモンで食する豊後サバ。料理はすべて、おまかせコース(8,500円~)の一例


知的好奇心をも刺激する“サバ推し”!


昼間でもやや薄暗い有楽町の高架下。

もつ焼き店や酒場が並ぶ一角で異彩を放つ、屋号が染め抜かれた暖簾。

このロケーションだけでもすでにただ事ではないのに、中に入ればこれが見事なまでの狭小店!

『鮨 大前』は、席の後ろを客が行き交うことも困難なほどなのだ。


そして、コースが始まると次なる驚きが。めくるめくタイやヒラメ、ならぬサバやサンマの舞い踊り。

異なる産地で揚がったサバを食べ比べられるお造りを筆頭にアジ、イワシ、コハダetc.、ヒカリモノのオンパレードなのだから。

誰もが、一度訪れたら決して忘れられないお店だ。

サバ談義で店中が盛り上がる!ひとつ上の食体験は心地良い一体感も

この日の「握り」は、上から京都のイワシ、横須賀のアジと松輪サバ、熊本のコハダ。さながら“ヒカリモノ図鑑”の様相だ


店主の大前 守さんは2000年にこの店を開くが、ほどなくサバに注力することに。

それは奇をてらったわけではなく、大きな冷蔵庫を置けない故の苦肉の策だった。

食材を日々使い切り、毎朝市場へ仕入れに行くというサイクルで、常に質と鮮度が良いものを扱うように。


守さん・欽尉さん親子との会話で、味わいが増す。


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皮目を炙ってからレモンとごまを振ったサバを乗せて手渡してくれる「手巻き」。受け取ったら、すかさずかぶりつく


サバは通年穫れる魚で、脂の乗り方や身の締まり方が季節や産地で変わる。

楽しく味わいつつ、そうしたサバへの理解が深まるのは『鮨 大前』ならではの魅力。

そして狭いと感じた空間は、舌の肥えた大人たちの賑わいにいつしかくつろぎを感じ始める。


お酒は持ち込み自由で持ち込み料もなし。訪問前にサバに合う酒を探す時間も一興だ。


お土産も、サバ。「サバの巻き寿司」(2,500円)は、バッテラの木型で作ったオリジナル。

サバの半身をまるまる使い、たっぷりの薬味とともに海苔で巻いている。前日までに要予約。



高級で今ドキな鮨店がひしめく銀座の目と鼻の先に、ありきたりではない、こんなにチャーミングな町鮨があることは実に痛快!

鮨上級者でも感動してしまう、強烈で魅力的な店なのだ。


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