ドラマティックな大人デートができる!古き良き日本家屋で頂く、上質イタリアン

大人デートなら、食事する空間からも品格を感じられる、上質な店を選びたい。

アンティークに囲まれた和の誂えの中で頂くイタリアンは、記憶に残る体験になるだろう。

都内に居ながらにして非日常を味わえる、格式高きレストランをご紹介しよう。



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。

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玉砂利を敷き詰めたアプローチに誘われて、昭和初期に建てられた築70年超の日本家屋へ。

丁寧に手入れを重ねて、古き佳き日本の風情を守っている。



多くのレストランに伺っているが、都心部でここまでドラマティックなアプローチの店はまずないと思う。

目印は、江戸川橋駅にほど近い、古くは商店街であった道に面したマンション。その駐車場の奥へと歩を進めると、忽然と現れる日本家屋。

それが『リストランテ ラ・バリック・トウキョウ』だ。この秋、15周年を迎える。

実はこちら、オーナーソムリエの坂田真一郎さんの生家にあたる場所。

「ヨーロッパでは、都市部から離れた小さな村に、上質なレストランがぽつんとあることが珍しくありません。

総じて建物に趣があり、喧騒に包まれた街中とは違う、ゆったりとした時間が流れていて……。そんなレストランを東京でも、と思いました」。

自身が生まれ育った家ならばそれを実現することも叶うだろう、と、理想を形にした。

自らの品格も上がるような成熟したざわめきに陶酔する夜を過ごしたい


凝った細工が美しい欄間、新旧の美術品が並ぶ床の間、中庭を望める雪見障子、昔より保管されていたという衝立など、空間を構成する複数の要素が醸成する雰囲気は実に豊潤。

和の設えの中に、白いテーブルクロス、赤い絨毯、ヨーロッパの名陶の煌びやかな器やカトラリー、昭和のアンティークのガラス器……と、新旧・東西の美しいものが混在。

どこか、世俗を離れた雰囲気に浸れる。

上品な焼き上がりの「シャラン鴨の炭火焼き」。赤ワインソースにはカンボジア産の黒胡椒を効かせて。これに合わせて坂田さんが選んだのは2001年の「ネッビオーロ」


この2月に就任した2代目シェフ・伊藤敏浩さんはオープニング時にも携わっており、いわば凱旋。

「何を食べたかがはっきりと分かり、ワインに寄り添う料理をお出ししたい」というホスピタリティの高さは、細部まで行き届いた接客と通ずる。

定番のパスタ「アニョロッティ・デル・プリン」。生地と詰め物、それぞれの食感に心を砕き、デリケートに仕上げる。料理はいずれもおまかせフルコース(19,800円)の一例


温かみの中にも凛とした空気が流れる場所。雰囲気を壊さぬよう、自分なりの美しい装いで訪れたい。


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膨大なイタリアワインのコレクションは、ほぼ全州を網羅しているという。



洗練された空気を纏いながらも、古き良き風情を感じられる空間は、まさに成熟した大人にこそ相応しい。

特別な人とともに、とびきり贅沢な夜を過ごしてみてはどうだろうか。


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