高度1万メートルの、空の上。
今日もどこかへ向かう乗客のために、おもてなしに命をかける女がいる。
黒髪を完璧にまとめ上げ、どんな無理難題でも無条件に微笑みで返す彼女は「CA」。
制服姿の凛々しさに男性の注目を浴びがちな彼女たちも、時には恋愛に悩むこともあるのだ。
「私たちも幸せな恋愛がしたーい!」
今日も世界のどこかでCAは叫ぶ。
◆これまでのあらすじ
「NYをアテンドしてくれたお礼に」と小泉の経営するホテルに招待された七海。1人で食事中、声をかけられ振り返ると小泉がいた。ニューヨークで会った時とは全く違う印象に、ちょっとときめいてしまう七海だったが…。
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Vol.10 復縁したい理由
「あれ、もう朝?」
障子の向こう側、窓の外はすでに明るい。少なくとも早朝ではなさそうだ。
七海は、慌ててスマホを探し、時間を見る。
「あっちゃー、もう9時!」
昨夜は小泉にもてなされ、美味しい食事とお酒を楽しみ、そして、最後は…かなり酔っていたような気がする。......
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