4.店主がなんとソムリエ!南麻布の鮨店で贅沢を極めたペアリングを
『南麻布 鮨よし田』
外苑西通り沿いの一角。賑やかな立地だが、そこに佇む『南麻布 鮨よし田』の凛とした空気感には目を見張るものがある。
名店で磨いた握りの技術と、自身のソムリエの知識が融合した贅沢を極めたペアリングが楽しめるのだ。
能舞台をイメージしたという、高級感溢れる檜の一枚板カウンター。そこに立つ店主の吉田安孝さんは、名だたる名店で修業を積んだ華やかな経歴に加え、ソムリエ資格も有する。
ワインを熟知した握り手による鮨ペアリングと聞けば、俄然、信頼と期待が高まるもの。そしてその期待は、一品目から想像を超越する。
贅沢したい欲を存分に満たす、特別な握りの数々
大きなキャビア缶に驚く。
人間が美味しく感じる塩分濃度約3%のオリジナルキャビアを使用し、イカやシャリと調和させている。
名刺がわりに手渡されるのは、黒い宝石がたっぷり盛られた「烏賊キャビア」。シャンパンとの贅沢なマリアージュに舌も心も満たされる。
そして、そのビジュアルと味わいに誰もが驚く「のどぐろの炙り」にも絶賛の声が多数。
こぼれるような豪華なネタとナパの味わいの強力タッグ!
溢れ出る脂の旨みに、パンチの効いたシャルドネが重なり至福の余韻が口中を支配する。
ネタに仕込む味や香りの濃淡や、シャリとのバランスが緻密に計算されているから、インパクトのみならず旨さが記憶にしっかりと刻まれる。
幻といわれる最高級の「イワシ鯨の尾の身」も名物。
鯨特有のクセが少なく、甘みと旨みが濃厚でトロのような味わいと柔らかさを感じられる。赤ワインとのマリアージュに唸る。
大盛りのうにが乗った、贅沢な一品。利尻のバフンウニを使用し、手渡しでいただく。パワフルなカリフォルニアの「ボアズ ビュー」と合わせて。
全てコース(38,500円)+ペアリング(18,000円)。サ別10%。
こちらも人気の一品「白州12年と紹興酒に漬けた、酔っ払い岩牡蠣 自家製カラスミ掛け」は日本酒との相性も抜群。
ワインに傾倒したきっかけは恋だった!
17年前にソムリエバッジを取得。
動機は、「片想いしていた女の子がワイン好きで、その子を振り向かせるため」だったという。
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「せっかく来たなら、とことん贅沢を感じてほしいですね」と店主。
特別な日に訪れれば、ふたりの思い出は強固なものになる。
『吉兆』『鮓 ふじなが』をはじめ、いくつかの名店を経た後、独立を果たす。2019年に『南麻布 鮨よし田』をオープン。
大人の夜遊びを演出する、開放的な雰囲気とカクテル
『Parabola Cuisine & Bar』
西麻布の交差点すぐ、ビルの最上階に広がるのはメゾネットタイプの広々としたフロア。
螺旋階段で上階に上がれば、東京タワーを眺められる特別なシートが。煌びやかな夜にぜひ。
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記念日は極上鮨と贅沢なワインペアリングで、恋人と忘れられないディナーを。
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