2.赤坂の鮨店で、握りの旨みを引き出す最高のペアリング!
『かがみ』
赤坂の路地裏。『三谷』出身の店主が提案する、握りの旨みを増幅させるペアリングが未知の体験だと話題に。
常に笑いが絶えない柔和な雰囲気の中、こだわりのワインと鮨の絶妙な合わせを堪能したい。
ペアリングの名店出身の店主が、さらなる進化を模索
まぐろは豊洲の仲卸「石司」から仕入れを行う。南まぐろの中トロは、すっと溶ける軽やかな脂の旨みが美味。
「ジュヴレ シャンベルタン」の重すぎず、上品な香りと味わいが心地よく寄り添う。
鮨ネタは信頼のおける漁師や仲買から仕入れ。
「まだまだ勉強中ですが、お酒があって料理が完成します。お酒で味わいを広げることが目的です」と店主の加賀美壽男さん。
ペアリングは、酸の塩梅でセレクト。たとえば、塩や柑橘で味わうヒラメには冷旨酸系(冷やして美味しい酸)の白を、といった具合。
とはいえ小難しい解説はせず、「鰹には赤のピノ・ノワールをあえて冷やして出すんです。その方が、付き合いたての彼女みたいに鰹に寄り添ってくれる(笑)」と、ウィットに富んだ接客で和ませてくれる。
一品料理の美味しさも『かがみ』の真骨頂
つまみも、ワインと合わせる。「毛ガニ」には「ベルジュリー ド ロルチュ」のロゼをチョイス。
果実味と丸みのある酸が、カニ酢のような余韻を奏でる。
つけ場が畳敷になっている、こだわりの詰まった空間。
6席のみのプライベート感もまた、限られた者だけが座れる優越に浸れる。
隠れ家感と朗らかな店主。何より、極上の鮨とワインがふたりの心を近づける。
都度訪れたい、記憶に残る一軒だ。
オーセンティックな店内で、ひと捻り加えたカクテルを
『Cross Over』
ふんだんに木を使った温もりある店内で、ひと工夫を凝らしたカクテルを。
人気の「モスコミュール」は、生姜と黒胡椒を漬け込んだウォッカにジンジャービアを合わせた一品。