今となっては昔のことですが、港区に沙羅という女が生息していました。
「今夜、食事会あるんだけどどう?」と言われれば飛び入り参加して、必死に“彼氏候補”を探したものでした。
ある日、ようやく彼氏ができて食事会に行かなくなりましたが、その彼にも…。
残念に思って2年半ぶりに港区へ近寄ってみると、そこには以前と全く別の世界が広がっていたのです。
▶︎前回:飲み会の最中、いきなりアラサー女に詰め寄って…。その場を凍らせた、26歳港区女子の発言とは
夜景が見えるレストランで裕二と食事していると、デザートが運ばれてきた。
しかもデザートプレートの上には、キラリと光り輝くダイヤつきの指輪が載っている。
驚いて正面を見ると、いつの間にか彼は大きなバラの花束を抱えていた。涙が溢れてきて、前がよく見えない。
「沙羅、結婚......
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