港区夫妻のトラブル事例 Vol.12

港区のアッパー層が抱える人に言えない“トラブルの火種”とは?「港区夫妻のトラブル事例」全話総集編

何不自由ない生活を送っているように見える、港区のアッパー層たち。

だが、どんな恵まれた人間にも小さな不満はある。小さな諍いが火種となり、後に思いがけないトラブルを招く場合も…。

しがらみの多い彼らだからこそ、問題が複雑化し、被害も大きくなりやすいのだ。

誰しもひとつは抱えているであろう、“人には言えないトラブルの火種”を、実際の事例から見てみよう。

「港区夫妻のトラブル事例」一挙に全話おさらい!

第1話:離婚で8,000万の財産分与を主張する妻が、夫の“ある策略”にハマり…

「今の会社の価値なら8,000万円ぐらいが妥当のはずよ。財産分与として私が半分受け取るのは当然じゃない?」

悠香は同意を求めるように、レノンの顔を覗く。2人は現在別居中であり、離婚に向けて話し合いを行っていたが進捗は芳しくなかった。

「でも、2年間の別居期間があるじゃないか。その間に伸ばした業績の分の支払い義務はないだろう」

この言葉に、悠香は何も言い返せない。予想通りの展開に、弘道は内心安堵していた。

…実はこの展開、弘道が予め思い描いていたものであり、プラン通りに会話は進んでいるのだ。

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第2話:「パパ似の低い鼻は、ママが治してあげるね」美容外科医の妻が子どもに放った一言に夫がキレて…

充希は仕事の後、毎晩のように飲んで帰宅し、翔太の世話をしないどころか、ろくに姿すら見せなかった。そのくせ、家事に関しては常に監視しており、完璧を求めてきた。

明憲が、翔太に朝食を食べさせるのに手間取り、うっかり洗い物をせずに出勤してしまったときなどは、片付いていないシンクの様子を写真に撮って送りつけてくる。

明憲は、翔太の描いた絵を手に取った。充希と暮らすことで、翔太に悪影響が及ぶことは間違いない。

― 離婚しよう。

明憲は、翔太を連れて実家に戻ることにしたのだった。

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第3話:サウナにハマって痩せたら、若い女性が寄ってきて…。婚前契約を結んだのに浮気した男の末路

「確か、前回会ったときは、まだ結婚前だったよねぇ…?」

ちょうど3年前のその頃は入籍直前で、当然のごとく別れる気配など微塵もなかった。むしろ、俊雄は惚気とも取れるほどの不安を口にしていたのだ。

妻となる智咲が美人だったため、すぐに浮気をされてしまうのではないか…。本当は、自分の財産目的なのではないか…と、気が気ではなかった。そんな俊雄に、当時黒田はある言葉を口にする。

「婚前契約って知っているかい?」

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第4話:美人じゃない“夜の女”に、夫がハマッた…。35歳妻が探偵をつけて女の素性を調べると驚きの事実が…

相手は、裕介が通っているクラブのホステスで“ワカバ”という女性。

探偵は再度タブレットを開いて六本木にあるクラブのホームページを表示させた。キャスト一覧を開いて、ワカバの顔を奈央に見せる。

ワカバは、凹凸の少ないのっぺりとした薄い顔をしていて、どこか田舎臭さを感じさせた。どうにも腑に落ちない。

裕介が結婚前に交際していた女性を何人か知っているが、誰もが皆、目鼻立ちの整った、キリッとした美人だった。それ故、ワカバのようなタイプに入れ上げるとは到底思えなかったのだ。

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第5話:夫の仕事部屋から聞こえる、甘い女の声…。医師の夫とMRの28歳女性が怪しいと気づいた妻は…

「やだぁ、先生。それはズルいですよ~」

午前の診療が終了し、和美が受付で作業をしていると、院長室から女性の甘えるような声が聞こえてきた。

MRの西沢彩奈が、クリニックに新薬の説明に来ていた。院長である夫の智春が対応しており、なんとなく甘い雰囲気が漂っている。

― ずいぶんと楽しそうね…。

和美は、2人が不倫関係にあることを知っていた。だが、問いただすのを躊躇していたのだ。

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第6話:夫が女と密会している“ホテルの地下駐車場”で待ち伏せする妻。姿を現した男は、慌てふためき…

「千波、これ忘れていったでしょ?」

目黒の『LAND』でランチ中、智花は、妹の千波にディオールのリップバームを手渡した。

「お姉ちゃん、これ、私のじゃないよ?」
「えっ?じゃあ誰の忘れ物?」

智花は、冷静ではいられなくなる。

「いや、知らないけど。いつ拾ったの?」
「先週の土曜日、省吾と千波と3人でドライブにいったじゃない?その帰りなんだけどね…」

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第7話:3,500万をたった数ヶ月で使い込んだ妻の異常行動。夫が問い詰めるとクローゼットを指差し…

「ただいま、野村様のカードは、引き落としのできない状態になっているようです」

クレジットカード会社からの連絡を、隼人はどこか他人事のように聞いていた。

「そんなはずはないと思うんだけど…」

隼人は、カード類の管理をすべて妻の瑠未に任せている。自分にお金に関して無頓着なところがあり、つい散財してしまうのを防ぐためだ。

「とりあえず、調べてこちらから連絡しますよ」

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第8話:彼の経済力をあてにして結婚した女。しかし、夫が亡くなったあと遺言状には衝撃の文言が…

「遺言書に私の名前がないですって!?」

渚紗は電話口で、思わず大きな声を上げてしまう。先日、夫の政徳が急性心不全で亡くなった。政徳は、3代続く老舗食品会社『黒木フーズ』の社長であり、出張先での訃報だった。

葬儀を終え、遺品整理をしていたところ、金庫のなかから遺言書が見つかったと、副社長の水口から報告を受けている。

政徳はマメな性格であり、遺言書を残していても不思議ではなかったのだが、その内容に驚きを隠せない。

「じゃあ、遺産は…。いったい誰に?」

第8話の続きはこちら

第9話:2.5mも離れた夫の背後から、こっそりと…。男を監視するために、妻がしていたコト

「ほら、真奈美って完璧主義なところがあるじゃん。それがちょっと…」
「何よ。ハッキリ言って」
「そういうところだよ。プレッシャーを感じるんだよ」
「私のモラハラが原因って言いたいのね?」
「まあ…そういうことになるかな…」

寿史はわざと大げさに怯えたような仕草を見せる。夫婦で会話をする際、こういう緊張感の漂うシーンがたまにあった。

真奈美にも心当たりはあるはずなので、寿史には離婚を納得させる自信があったのだが…。

第9話の続きはこちら

第10話:ある日突然、妻から“離婚”を突きつけられた男。その時初めて知る衝撃の真実に夫は困惑し…

悠人はマメな性格で、更新を頻繁におこない、アップする写真にもこだわりを持っていた。最近は自撮りなども増えて、ナルシストな一面も垣間見えている。

美織は、再びスマホの画面を切り替えた。悠人の投稿に“いいね”を押した人たちの一覧を覗く。

指でスクロールしながら、ある憶測を立てつつ名前を目で追う。

― このなかに、悠人の浮気相手がいるに違いない…。

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第11話:不倫の代償として退職に追い込まれた37歳男。見た目は大人しそうだが、怖い女に手を出し…

カスミが浮気を疑ったのは、3ヶ月前。彼から1通のLINEを受け取ったときだった。前日の夜、会社の飲み会で帰りが遅くなった正隆は、いつもより少し寝坊をしていた。

朝食用に、『ゴントラン シェリエ 東京青山店』のクロワッサンをリベイクしていたカスミは、カウンターの上にあったスマートフォンが鳴ったのに気づき、手に取った。

『おはよう!』

LINEの差出人は、正隆だった。

― んん?どういう意味?起きたってこと…?

第11話の続きはこちら

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