「この子のためなら、何だってしてみせる…」
公園に集う港区の母たちは、そんな呪文を心の中で唱え続ける。
そして、子どもに最高の環境を求めた結果、気づき始めるのだ。
──港区は、小学校受験では遅すぎる…、と。
これは、知られざる幼稚園受験の世界。母…いや受験に取り憑かれた“魔女”たちが織りなす、恐ろしい愛の物語である。
◆これまでのあらすじ
娘の華(1)を幼稚園受験させることにした葉月。未知のルールに翻弄されながら、ママ友に紹介してもらったお受験塾「ほうが会」の扉を叩くのだった。
▶前回:入会前に先生へ“お礼”をお渡しするのがお受験塾のルール!?女は、いくら包めばいいかわからず…
▶あわせて読みたい:中学・高校と、慶應付属校の受験に失敗。そんな家庭が“16歳でハワイ留学”させた結果…
Vol.4 “お教室”の実態
― 華のためにならないと、少しでもそう思ったら…入会はしない。
全く知らない“幼受のルール”に翻弄され、すでに心は疲れ果てている。
ひょっとしたら、焦りのあまりとんでもなく場違いな所に来てしまったのではないか。
気後れしながらも、私は大きく深呼吸をしてどうにか心を落......
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この記事へのコメント
かなり厳しいって…