バーで飲むお酒はやっぱり格別!シーンで使い分けたい、大人を虜にする魅惑のバー4選

2.祐天寺の隠れ家バーで、90sロックとハイボールを嗜む
『BAR NIKENME』


港区、渋谷、六本木…。仕事柄、華やかなお店で会食をする機会が多く、たまにはひとり落ち着いて飲みたい夜も。

そんな贅沢な悩みを解消してくれた、祐天寺のバーを初公開!

6席のカウンターは角席が一番いい音を楽しめる。何も言わずとも出てくる「ハイボール」(800円)はアイリッシュウイスキー、ジェムソン


繁華街のネオン届かぬ隠れ家で聴く、あの曲に若返った気がした45の夜


祐天寺駅から徒歩10分の住宅街。お世辞にも好立地とはいえないバー『BAR NIKENME』に、月に2、3度通っている。理由は“若かりし頃”の気分に浸れるから。

マスターの大場 淳さんは私より年輩で、元プロギタリスト。そして何より音楽に詳しい方。30年も昔の話になるが、学生の頃は音楽に詳しいというだけで、憧れの対象になっていたものだ。

そんなマスターは、その日の客層に合わせて曲を流してくれるのだが、伺うと決まって90年代のロックを聴かせてくれる。

DNAに刻まれた名曲のデジタル音源を70年代のJBL LE8Tで鳴らす音は、なんの相乗効果か、癒されたい私にはなんとも心地良く、ついついジェムソンのハイボールが進んでしまう。


両スピーカーの中央に飾られるのは、オーストリアのサファーが描いたというアート。

実はこのキャンバスが音の反響をやわらげ、空間の音質に貢献しているのだとか。


昼はジュエリー職人という肩書きを持つ多才なマスター。ソムリエ資格も保持。


メキシコ雑貨店だったという店内は、色褪せたピンクの漆喰が海外のバーを想起させる。


初期生産のLE8T。

学芸大学にある名門オーディオショップ「ホーム商会」で、店に適した音質のものをセレクトした。


モノ情報誌などを経て、現在の東京カレンダーは6年目。

お酒は強い方ではないが、好みはウイスキーやテキーラなど男らしい(笑)。家で呑むと子どもに顔が赤いといじられる。

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