「食べるのが勿体ないほど美しい!」芸術品のように緻密で美味な逸品11選

6.可憐に花開く根菜に込めたサステナブルなポリシー
『ラ・グランド・メゾン HiroyukiSAKAI』


『ラ・グランド・メゾン HiroyukiSAKAI』の卓上に咲くのは、季節の花を模した料理。5月は紫陽花がモチーフとなり、3色の大根が繊細に重なる。

日向夏のピュレや発酵クリームが合わせられ、心地良い酸味がこれからの季節にぴったり。花の中心にはキャビアが入る洒脱さも大人仕様だ。

使用する大根の皮や端材は他の料理で活用されるなど、食材を使い切るのが信条。

美しい見た目の裏には、サステナブルな背景があり、食べ手も清々しい気持ちで楽しめる。コース(9,200円)より。

“フレンチの鉄人”の名を冠して、原宿の高級マンションに潜む


日本のフレンチを牽引してきた坂井宏行さんが監修する店として、『ラ・グランド・メゾン HiroyukiSAKAI』は昨夏に開業した。

持続可能なガストロノミーを発信する場所として、自然環境やフードロスに配慮した料理を生み出す。

無垢の木を多用した店内と、目の前の木々のおかげで都心の喧騒を忘れる時間が過ごせる。

#コチラも映える


イタリア製ジュエリーボックスに並ぶアミューズ。

バスクをテーマに、キントア豚の生ハムやピメントなどを使用している。


いちごのシャーベットやアイスクリームで模った薔薇。

土台はクリームとフロマージュ・ブランで、花弁にはゼラチンによる雫の演出も。

#食のアーティストはこの人


南青山『ラ・ロシェル』のスーシェフを長年務めた実力派。

約20年間、坂井宏行さんの薫陶を受け、『ラ・グランド・メゾン HiroyukiSAKAI』のシェフに。季節感がひと目で伝わる料理を心がけ、メニューを考案する。

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