「食べるのが勿体ないほど美しい!」芸術品のように緻密で美味な逸品11選

4.“薪香”を纏う鮮魚の華やかな躍動感に目を奪われる
『レクレルール』


テーブルに置かれた瞬間、薪火で焼き上げたサワラがグッと迫ってくるような立体感に思わず目を見張る。

それも、高さ約4cmの皿に盛りつけたからこその視覚効果。『レクレルール』の田熊一衛シェフの「魚が浮き上がってくるようでしょう」との一言に頷ける、躍動感あるメニューだ。

添えたカリフラワーやブール・ノワゼットソースはいわば波。

あえて素焼きの器を選ぶことで、光をテーマにした空間の中、その存在感を際立たせている。コース(16,500円)より。

薪焼きとモダンフレンチの融合!旋風を巻き起こす注目店


『レクレルール』が店を構えるのは、代官山・八幡通りから一本入った路地裏。

白を基調としたエレガントな店内は、光を感じさせる清廉とした趣だ。

ここで供されるのは、最もプリミティブな火入れである薪焼きと、モダンフレンチが巧みに融合した皿の数々。東京フレンチの“今”を堪能したい。

#コチラも映える


液体窒素の演出が楽しい「フレッシュココナッツのジュとパイナップル」。


「米麹の発酵白カビ ライストルティーヤ」。発酵に思い入れの深い、シェフならではの佳品。


エッジの効いた皿も印象的な「キッシュ・ロレーヌ レクレルールスタイル」。

タルト生地と中身を別々に仕立てて最後にひとつにまとめている。下にはトリュフのソースが。


店内に設えられたガラスドームのような個室。

水をイメージしたカーテンに包まれた優雅な空間だ。

#食のアーティストはこの人


『レザンファン ギャテ』などで修業後、渡仏。パリを中心に約10年間過ごし、三ツ星店『ル・サンク』ではスーシェフとしてメニュー開発も担当した。

白金の『リーブル』を経て、昨年9月、代官山に『レクレルール』をオープン。

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