好きって言わせたい!~正反対のふたり~ Vol.13

あざとい or 真面目?御曹司が選ぶ女性は…「好きって言わせたい!~正反対のふたり~」全話総集編

同じ会社、同じ部署。そこで働く、27歳・同い年の美女ふたり。

世渡り上手のあざとい女子と、真面目過ぎて融通が利かない女子。

彼女たちは見た目から性格、そして行動まで、何もかもが“正反対”なのだ。

そんなふたりが恋に落ちたのは、同じ会社のイケメン次期社長!?

美女ふたりからアプローチを受ける御曹司は、一体どちらの女性を選ぶのか。

「好きって言わせたい!~正反対のふたり~」一挙に全話おさらい!

第1話:容姿と性格が真逆の美女ふたり。そこに御曹司が配属されて…?

― 七瀬って苦手。何か、私たちのこと小ばかにした感じなんだよね。でも、彼女って飾り気がないのに、キレイなのよね…。

七瀬は、目鼻立ちがはっきりした美人顔で、ナチュラルメイクにパンツスーツというシンプルな格好をしていてもパッと目を引く。そして、真面目で仕事が丁寧で上司からの信頼も厚い。

気に入らないけれど、気になる…。そんな七瀬の存在が、私をいつもモヤモヤした気持ちにさせるのだ。

せっかくの優越感に水を差されると、ついふてくされた顔になってしまった。そんな私の視線の先には、見慣れない背の高い男性がウロウロ歩き回りながら、オフィスの様子をうかがっていた。

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第2話:高級チョコをあげる女 vs. 何も用意しない女。バレンタインに御曹司を振り向かせるのはどっち?

私は、何でもないふうを装って、それでいて少しだけ上目づかいで、その様子を眺めていた。

英琉はさわやかに笑っているけれど、この異様な雰囲気を感じ取っているのだろう。体の前で組んだ手の指先には、グッと力が入っている。

デスクに座って仕事を始めてからも、周囲の視線に居心地の悪さを感じているようだった。そんな彼を気の毒だとは思う。

けれど私は、“あえて”英琉とまわりの女性社員たちをしばらく静観することを決め込んだ。どのタイミングで彼にアプローチをしかけるのが効果的かを見定めるためだ。

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第3話:「あの子のことが嫌いだわ!」と思っても、あざとい女子が優越を感じられた“ある作戦”とは?

相手がハイスペックな男の人の場合は成果をプラスして伝えて、向上心や自立心のある女性なんだと思わせることがポイントだ。こうやって、これまで狙った相手を次々と落としてきた。

そんな私の次のターゲットは、社長の息子・英琉。イケメンで人当たりもよさそうだし、次期社長という人物とあれば、アプローチしない理由はない。

彼の好みを徹底的に下調べして距離を詰め、バレンタインにはとっておきのチョコを渡した。

だが…私のチョコを食べていたのは、英琉ではなくあの女・七瀬だったのだ。

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第4話:「同僚の美女ふたりが気になるけれど…」イケメン御曹司がLINEを送った“想い人”は誰…?

「えー!えいる、イケメンなのにモテないんだね。ザンネンだね、かわいそう…」

口ではそう言いながらも、姪はわかりやすくガッカリした顔をしている。

― ていうか、女の子って、まだ5歳なのにこんなこと言うのか。すごいな…。

「そうだよ、モテないんだよ。ごめんな」
「そういえば、英琉って最後に彼女がいたのいつだった?もうずいぶん前だよね。まわりにいい子いないわけ?」

姉にこう聞かれて僕の頭に思い浮かんだのは、ある1人の女性のことだった。

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第5話:“仕事を褒められた女”と“人を頼るように言われた女”。御曹司と出会い、ふたりの好きが動き始める

日本とフランス。8時間という時差の隔たりも感じないくらいに、それからの僕たちは3日間LINEのラリーを続けた。

パリの音楽学校に通う由衣は、ピアノコンクールの出場を目指して、レッスン漬けの日々を送っているらしい。相変わらず忙しそうだ。

けれど、由衣の話を聞くと、僕も気合を入れ直さなくてはと、背筋が伸びる思いがした。それと同時に、彼女との久しぶりのやり取りに、かつての胸の高鳴りがよみがえる。

― これをきっかけに、また由衣と…。

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第6話:SNSで匂わせるあざとい女子と素直になれない真面目女子。御曹司を狙う、ふたりの美女たちの思惑は

― また一ノ瀬さんと一緒っ!買ったばかりのシアースリーブのニットワンピ、着てきてよかったあ。

仕事とはいっても、2人で外出するというシチュエーションに、つい浮かれてしまう。そして、目的のイベント会場に到着すると、私のテンションは最高潮を迎えた。

「うわあ…ピンク一色っ!いちご尽くしのイベントなんですねえ!見てたら食べたくなっちゃった♡」
「本当ですね!そうだ、村上さんって、このあとの仕事は立て込んでいますか?もしよかったら、ちょっとだけ付き合ってください」

そう言い終えると英琉に連れていかれたのは、シャングリ・ラ 東京だった。

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第7話:「アフタヌーンティーに来たのに写真はダメ!?」御曹司とのデートでスマホを封じられた女の行動とは

彼と一緒にいることで、早くも夢見心地になってしまった私は、すぐ近くの席から上がった歓声でハッと我に返った。

「わー!かわいいーっ!!」

声のほうを振り向くと、そこには2人の女性客がいた。席を立ち上がったり、テーブルの前にしゃがみ込んだりして、さまざまな角度からアフタヌーンティーの写真を撮っている。

「うわっ、本当にかわいいですねっ♡写真撮りたくなっちゃうの、わかるなあ!」

私がそう言うと、英琉は目線をテーブルに落としたまま、意外な言葉を口にしたのだった。

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第8話:初デートは意外な“あの場所”!?真面目女子のお礼LINEで、御曹司がそっけない態度を取ったワケ

「長谷川さんがご迷惑じゃなかったら、今度…猫カフェに付き合ってください!」

目尻が下がったままの英琉は、私のスマホ画面の中で動きまわる愛猫・ポンちゃんにくぎ付けだ。だが、次の瞬間。急にそわそわし始めたと思ったら、慌ててこう付け加えた。

「あ、ポンちゃんがまたティッシュを狙ってますよ!長谷川さんっ!」

私がスマホをのぞき込むと、自宅にある見守りカメラは、またしてもポンちゃんのいたずらを捉えようとしていた。彼は、それを見て「ダメだよ」や「こっちにおいで」など、必死に話しかけている。

― いや、一ノ瀬さん…かわいいんだけど!

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第9話:御曹司が出会った、有名インスタグラマー美女。好きだった女性を思い出してドキっとしてしまい…

「一ノ瀬さん、それと、村上さんと長谷川さんもちょっといいかな?」

僕たちが部長から呼び出されたのは、ホワイトデーの翌週。

ふたりの女性にバレンタインのお礼を済ませた僕は、彼女たちと距離が近くなりすぎたことを反省し、仕事上での最低限の関わりだけを徹底していたところだった。

― このタイミングで、このふたりとの呼び出しって何だろう?

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第10話:御曹司のインスタを発見したあざとい女子。こっそり監視を続けると、ある美女とかなり親密で…

今、私たちが運営を任されている会社の公式Instagramは、ここ数日で急激にフォロワーが増えてきている。この調子でいけば、当初の目標である4月中に3万人達成も、夢ではない。

― ふふ…。一ノ瀬さん、嬉しそう~♡喜んでる姿も、可愛いっ!

だが、私がこんなふうに思っていたときだった。

「一ノ瀬さん、今いいかな?」

部長から呼び出された英琉は、手に持っていたスマホを自分のデスクの上に置いて立ち去る。すると「ポキポキ」というLINEの通知音が聞こえてきて、思わず彼のスマホに視線が向かった。

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第11話:片思いを実らせるため、ロングヘアを20cmカット!有名女優に似ていると褒められ喜んでいたら…

彼女から八つ当たりの標的にされた私は、少しでも同情したことを悔いて、冷たく答えてしまう。だけど、紗良が口にした「長谷川さんはわかるけど」という言葉は、核心をついていると思った。

私が、英琉の恋愛対象になるわけがないという意味だろう。

― それなら、私だって…!

こう決意を固めると、私は週末に“あること”を実行したのだった。

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第12話:新社長となったイケメン御曹司。美女ふたりの想いを断ち切って、休日にデートする女性とは?

さらには、一度は断ったInstagramの相互フォローも、気まずい雰囲気になるのが嫌だという理由で、結局彼女たちとつながってしまった。

そのうえ、これ以上ふたりとの距離が近くならないように、早く次の部署へ異動したいと自分勝手なことを思うようにもなっていた。

そうして迎えた、広報部で過ごす最終日の午後。

仕事の引き継ぎを終えデスクの片づけをしていると、部長が血相を変えて駆け寄ってきた。

「一ノ瀬さんっ!社長が…」

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