坪単価は600万を超え、年々右肩上がり!アッパー層に人気の“あの街”の不動産事情

若手IT起業家からも注目を集めるエリア


そんな中目黒の中でも特に引く手数多なのが、山手通りの北西に位置するエリア。上目黒三丁目や東山一丁目がそれにあたる。

この一帯は、高さ制限など厳しい建築規制が適用される第一種低層住宅専用地域でもあり、空が広がっているエリアでもある。

「お医者様や経営者の方、著名人の方はもちろん、最近は30代のIT企業の若手経営者のような方からの問い合わせも多いですね。彼らもひとりというよりは、ファミリーでの居住が多い印象です」

駅徒歩5分にある屈指の高級住宅街「諏訪山」

周囲に高い建物がなく、抜けのいい景色が楽しめる


中目黒の地形を見ると、目黒川を谷底に、川から離れるほどに高台になっている。

そんな中目黒でも“別格”といわれるのが、上目黒三丁目の一角を指す“諏訪山”というエリアだ。

中目黒の駅を降り、線路沿いの道を祐天寺方面に歩いていく。すると、緑道が見えてくるが、その右側の一帯に緩やかな坂があり、そこを登った一帯が該当する。

ここは、江戸時代には風光明媚な別荘地としても人気を博したという歴史ある場所。それだけに、格式高い街並みが今も残っているのだ。

「品川区の御殿山や池田山など“山”がつく都内の高級住宅地には豪邸が集まっていますが、“諏訪山”もそのひとつ。このエリアの物件の名称には、必ず“諏訪山”と入っているほどのブランドです。

大きな区画に住宅だけが並ぶ高級住宅街で、住民以外はほとんど立ち入ってきません。そのため、超ハイエンドなマンションや物件が建ち並んでいるのです」

現在、諏訪山の頂上に建設中の物件を見れば、価格は2億から5億……と、まさにケタ違い。手が届くのはほんのひと握りの成功者に限られるだろう。

賑わう街中の商業地と、目と鼻の先にこんなエリアが広がっているのだから、まだまだ中目黒の奥は深いとしかいいようがない。

話を伺ったのは……
東急リバブル中目黒 営業主任・宮田俊史さん


「中目黒アトラスタワー」の3階にオフィスを構える。

近隣地域はもちろん、青葉台、東山、上目黒、中目黒、祐天寺、中町を専属エリアとして、不動産全般の購入・売却の仲介を行っている。

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