生まれながらに不平等 Vol.11

食事会の最中「2人で抜けちゃう?」と誘われた!しかしイイ雰囲気を期待する女に対し、男は…

人間は「生まれながらに平等」である。

これは近代社会における、人権の根本的な考え方だ。

だが一方で”親ガチャ”が話題になっているように、人間は親や生まれる場所、育つ環境を選べない。

事実、親の年収が高いほど、子どもの学力が高いこともデータ(※)によって証明済みだ。

私たちは生きていくうえで、多くの「生まれながらに不平等」な場面に遭遇してしまう。

中流家庭出身の損保OL・若林楓(27)も、東京の婚活市場で、不平等さを数多く実感することに…。

(※)お茶の水女子大「保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析に関する調査研究」

▶前回:「付き合いたいけど結婚はできない」と告白してきた33歳男。その理由を尋ねてみたら…


― しばらく婚活のことなんて忘れて、純粋に恋愛を楽しみたい。

そう思い始めた頃。たまたま顔を出した食事会で、素敵な男性に出会ってしまったのだ。

彼の名は、瑛士さん。年齢は35歳だと言うが、鍛えていることがハッキリとわかるような綺麗な体つきをしていた。

さらに見た目は、高身長で切れ長の目。最近流行りの“アジア系スター”のような雰囲気と出で立ちだ。

外資系の投資銀行に勤務しているというスペックも申し分なくて、食事会のときから私の心は掴まれっぱなしだった。

さりげなく食事も取り分けてくれて、さっとドアを開けてくれるスマートさ。帰国子女だという彼の魅力に、私はすっかり夢中になった。

だが、瑛士さんに出会って気づいてしまったのだ。

私の平凡すぎる一生の中で “海外”という重要な要素が欠けていること。そして、そのせいで手が届かない恋があるということに…。

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