生まれながらに不平等 Vol.4

着飾っても、アヒルの子はアヒル。「東京出身のお嬢様」と言っていた女の、化けの皮が剥がれ落ちた瞬間

人間は「生まれながらに平等」である。

これは近代社会における、人権の根本的な考え方だ。

だが一方で”親ガチャ”が話題になっているように、人間は親や生まれる場所、育つ環境を選べない。

事実、親の年収が高いほど、子どもの学力が高いこともデータ(※)によって証明済みだ。

私たちは生きていくうえで、多くの「生まれながらに不平等」な場面に遭遇してしまう。

中流家庭出身の損保OL・若林楓(27)も、東京の婚活市場で、不平等さを数多く実感することに…。

(※)お茶の水女子大「保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析に関する調査研究」

▶前回:年収1億男とドライブデート。女に「車を置きに家へ帰ってもいい?」と言うのは下心ではなく…


生まれながらの貴族・二世くん


女性は誰にだって、多かれ少なかれお姫様願望があると思う。

親が社長であったり、有名人である通称・二世くんという存在は、どこかでそんな願望を満たしてくれる存在なのかもしれない。

お金を出してでも買えない育ちの良さが、彼らには備わっている。そう思っていたけれど…。



友人の優菜がセッティングしてくれた、食事会の当日。その前に私たちは、2人でお茶をしていた。

「結局、楓はどうなのよ?いい人見つかったの?」
「うーん。みんないい人なんだけど、よくわからなくて」
「楓レベルなら、どこか妥協しないとだよ。でも今日の人は、かなりの優良物件だから」

そう言って彼女が教えてくれたのは、東京に実家があるという“二世くん”だった。

親が経営しているという会社名を聞くと、私でも知っているほどの大企業。むしろ、日本が誇る有名企業だと言っても過言ではなかった。

「しかも次男坊。最高でしょ?」
「うん、最高すぎる!!!」

こうして私は鼻息荒く、その食事会に参加したのだ。だが今回も、また私は気がついてしまった。

私たちは“生まれながらに不平等”であることに…。

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