高い偏差値を取って、いい大学へ進学する。
それは、この東京で成功するための最も安定したルートだ。
…あなたが、男である限り。
結婚や出産などさまざまな要因で人生を左右される女の人生では、高偏差値や高学歴は武器になることもあれば、枷になることもある。
幸福と苦悩。成功と失敗。正解と不正解。そして、勝利と敗北。
”偏差値”という呪いに囚われた女たちは、学生時代を終えて大人になった今も…もがき続けているのだ。
▶前回:進学校から二流大学に進んだ女。コンプレックスをかき立てる、自分より「上」の女友達からのメールとは
File7. 奈保子(30)
結婚でキャリアを中断させてしまった慶應オンナ
「あぁ…みんな正社員で働いて、キャリアも順調に築いていて充実してそう。ホント羨ましいなぁ」
こうして何の気もなくPCの前に座っては、友人たちのSNSチェックをするのが、奈保子の毎日の習慣だ。
そして時には…
「この子、私よりずっと偏差値の低い大学行ったのに、今はこん......
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この記事へのコメント
努力家の人って、周りの期待に応えようと、自分のことは二の次になることがあるよね。
仕事やめたのをご主人のせいにするのではなく、自分の決断が間違ってたと認め、それを正そうと努力するのもえらいなと思う。
素直に応援したくなる。