女にとって、経験豊富な年上男性は魅力的に映る。
だが、その魅力ゆえこだわりの強いタイプが多く、女は年を重ねていくうちに気づくのだ。
― 頑張って彼に合わせるの、もうしんどい…。
年上ばかり選んできた女が、自然体でいられる相手は一体どんなタイプの男なのだろうか?
これは、アラサー独身女がこれまでの恋愛観をアップデートする物語。
◆これまでのあらすじ
会社経営者の年上の彼氏に、振られてしまった多佳子。さらに、職場のテレビ局の報道部では、突然の異動で縁のなかったスポーツ部に配属されてしまう。
散々な状況で同期に誘われた食事会に参加すると、ある男性から鋭くにらまれてしまい…。
▶前回:年上との恋愛に疲れた33歳独身女。食事会で出会った男に意外な対応をされてしまい…
「お久しぶりです、美智子さん」
そう言って、礼儀正しく立ち上がったのは、ネイビーのスーツにブルーのネクタイがよく似合う好青年風の男性。彼が美智子の知り合いのようだ。
「宇佐美さんですよね?初めまして、黒木和馬です」
「あ、はい!宇佐美多佳子です。初めまして」
......
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この記事へのコメント
他の小説のように、イライライライラする展開になっていきそう。
サッカーはプロでも恋愛はビギナー?
今までにあまりない関係でこの先が楽しみです。