人間は「生まれながらに平等」である。
これは近代社会における、人権の根本的な考え方だ。
だが一方で”親ガチャ”が話題になっているように、人間は親や生まれる場所、育つ環境を選べない。
事実、親の年収が高いほど、子どもの学力が高いこともデータ(※)によって証明済みだ。
私たちは生きていくうえで、多くの「生まれながらに不平等」な場面に遭遇してしまう。
中流家庭出身の損保OL・若林楓(27)も、東京の婚活市場で、不平等さを数多く実感することに…。
(※)お茶の水女子大「保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析に関する調査研究」
▶前回:婚活における“優良物件”のはずなのに、女から見切りをつけられたワケ
中の上サラリーマン家庭に育った、年収1,000万男
「よし、今日こそは…」
そう気合を入れて、私は待ち合わせ場所のカフェへと向かう。本日のデート相手は、テレビ局に勤める34歳の亮太さんだ。
先日食事会で出会った彼への期待値は、正直かなり高い。
なぜならテレビ局はコロナ禍でも給料が下がることはなく、不景気でも仕事はある......
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この記事へのコメント
タクシー代はもちろん出ない?タクシーが当たり前ではない… だから?嫌なのかなって。しかも亮太はキープとか偉そうで。
楓はこのご時世で1000万円稼ぐことがどれだけ大変なことかよく考えてみたほうがいい!
昨日の渉さんも年収5千万で仕立ての良いスーツは着るけど、ほかそんなにお金をかけてないとも言っていたし。年収いくら以下はセコい、ユニクロやザラ着てたら貧乏くさいとか、関係ないんじゃないかな…