“鯛汁”が口中に広がるポワレに感動!参宮橋の小さなフレンチはアラカルトが楽しい

小田急線参宮橋駅の商店街にはゆったりとした空気が流れ、気取りすぎず程よく品のいい店が存在している。

そんなエリアに昨年オープンしたのが、夫婦ふたりが切り盛りする小さなフレンチ『roku』だ。

カウンター6席のみの落ち着いた空間では、ガストロノミーさながらの料理を気軽に楽しむことができるという。



※メニューは撮影時のものです。緊急事態宣言中の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。

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席の間隔を十分に配した居心地のよいカウンター


参宮橋の小さな一軒家で、珠玉のフレンチを堪能


駅から徒歩1分に位置する一軒家の扉を開けると、まず目に入るのがパティシエの妻・智香さんが手がけるケーキのショーケース。

そして、右手にはオープンキッチンに面した一直線のカウンターが広がる。

オーナーシェフ・笹川慎平さんは広尾の『レストラン マノワ』で5年間修業を積んだ実力派。

名店仕込みの肉や魚料理をはじめ、細やかな仕上げを施した美しいフレンチを「気軽に立ち寄ってもらいたい」とアラカルトでも提供している。

「岩魚の糠焼き肝と焼き茄子のソース」850円

和の調理法を交えながらも、洒脱に仕上げた前菜!


まず一皿めはこちら!

ぬか漬けにしたあと、串刺しにして焼き上げる長野県産のアマゴ。

肝のソースをかけて、ナスのピュレと黒オリーブのクッキーを添えた。

皮目の香ばしさから、ほくほくする身の味わいへの変化が楽しいスターターだ。


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「ホワイトアスパラガスのグリル」3,500円

白アスパラガスは焼き目をつけて素材の旨みを引き出す!


フランス産の極太ホワイトアスパラガスを使用したひと皿。

モリーユ茸からとったソース、「那須御養卵」のふわふわな温泉卵と絡めていただく。

ローストしたホワイトアスパラガスの仄かな苦みと、ソースや卵の濃厚なコクとのバランスが堪らない。

「金目鯛のポワレ」2,310円

手練れの技を堪能できるジューシーな金目鯛は必食!


メインには、静岡県・伊豆で捕れた脂乗りのいい金目鯛をチョイス。この店の真価が分かる一皿だ。

精妙な火入れで鯛の甘みを引き出し、じっくり煮詰めた魚出汁ベースの山椒ソースをアクセントに。

「外はカリッと、中はしっとり」の見本のような美味しさに、思わずため息が出る。

噛めば肉汁ならぬ“鯛汁”があふれるのに驚かされる。シェフの技が伝わる逸品、ぜひ味わってほしい!

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