土日に会えない男 Vol.4

「男って、やっぱり…」お泊りする関係だった男と5年ぶりに再会し、28歳女が悟ったこと

平日は全力で働き、週末は恋人と甘い時間を過ごす。

それが東京で生きる女たちの姿だろう。

でも恋人と、“週末”に会えないとわかると

「いったい何をしているの?」と疑心暗鬼になる女たち。

これは、土日に会えない男と、そんな男に恋した女のストーリー。

◆これまでのあらすじ
IT会社でアプリをプロデュースする美加(28)は、脚本家の海斗(32)と知り合い、瞬く間に仲が進展する。だが2週連続で土日に会えず、LINEも無視される。

実のところ、海斗は「仕事」や「趣味」に土日を費やしていたが、それを正直に話すこともできないまま…。

▶前回:「信じられない…」週末になると音信不通になる32歳男が、青山でコッソリしていた意外なこと


3rd week 「告白」

―月曜日―


美加が目覚めると、海斗から謝罪のLINEが届いていた。

『今回も本当にすみませんでした。急な仕事が入って…。』

返信に値しないと“秒”で判断し、アプリを閉じる。

特に『…』の部分にイラっとした。

― 急な仕事が入って……………で?それで何?

リモートで会議が始まるまで、まだ3時間ある。二度寝するつもりで寝返りを打つと、すぐにバイブ音がした。

ふたたび海斗からLINEだ。

『会えなかった理由を正直に話したいです。明日の夜、会えますか?』

「今さら遅いし」

美加は、思わず吐き捨てるように言った。とはいえ、返信はあくまで丁寧に。

『明日の夜は、予定があります。ごめんなさい。』

嘘はついてない。明日、火曜の夜には本当に用事があった。

実は一昨日の土曜、暇つぶしの読書をするため足を運んだカフェで、旧知の男性と偶然再会した。その彼と、ゴハンにいく約束をしているのだ。

男の名は、越野智也。

新入社員時代、会社の同期に呼ばれて参加した飲み会で出会った外資系の金融マン。

彼とは、何度か夜を過ごしたことがあるが、付き合うこともなく自然消滅していた。

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