お忍び鮨の先駆け!上原の穴場感満載のロケーションに、自然と心が弾む


駅を中心にして、北と南の高台に閑静な住宅地が広がる代々木上原。

そこには本物の大人だけが訪れる、静けさに包まれた一軒家がある。

住宅街のお忍び鮨の先駆けで、洗練された時間を楽める『すし 久遠』を紹介しよう。



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。皆様の「行きたい店リスト」に加えていただければ幸いです。

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新宿方面に都会的な景色を臨む路地で、清々しい暖簾が目を引く『すし 久遠』。

そんな『すし 久遠』に、界隈に住む財界人や文化人も多く訪れるとか。

そして、営業スタートは早めの15時から。

カウンター内のネタケースには、新鮮な海老味噌をもつ車海老、透明感のあるサヨリや、つややかな天然帆立が。整然と並ぶ様が美しい


白木のL字型カウンターと個室を備えた空間は、大人が好む鮨店そのものだが、初めてでもスッと店の雰囲気に溶け込むことができるのは、大将の野口智雄さんの気さくな人柄があればこそ。

15歳で鮨職人を志し、マレーシアや香港など、海外のホテルでも働いたという経験の豊かさは、テンポよく繰り出される握りや軽妙な話術からも見て取れる。

この道30年の店主が極めた、仕事の美しさに目を奪われる


「まぐろ」。勝浦産のまぐろを軽くヅケにしたもの。

赤身はシャリとのバランスを熟慮し“浅ヅケ”で、さっくりとした歯切れのよさも際立つ。

コースの終盤に登場するうに。浜中や昆布森産など、上品な甘みが持ち味のうにには酸味がおだやかな白シャリを合わせる。野口さんの“目利き”は、魚はもちろん器にも。作家の意匠が光る器選びにもセンスが光る


握りの合間に供される季節の一品もこの店の魅力のひとつで、実直な仕事が感じられると評判だ。

ネタの食感や風味がより引き立つように、シャリの量を少しずつ変え、赤酢と白酢を使い分ける握りには熟練の職人ならではの技が宿る。


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「小肌」。

おろす前に1日寝かせて水分を抜き、酢〆めにし、さらに2日寝かせた小肌はキリリと端正な味わいで酸味が上品。


「するめいか」。

山わさびとおかか、ネギを合わせた、名物の一品だ。


代々木上原駅から徒歩5分と距離は近いが、瀟洒な邸宅が並ぶ通りは駅前とは別世界。

そんな都内屈指の高級住宅街が醸す、ひとつ上の静けさに高揚は増すばかり。

店主の美しい仕事に目を奪われ、〝本物〞に魅了された大人たちが今日も上原に足を運ぶ。

【Price】おまかせ 12,960円
【Reservation】1ヶ月前
*基本のおまかせコースはつまみ10品、握り10貫が登場。日本酒はグラスで800円~。予約は電話にて受付。週末は特に早めの予約を。

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