女といるのが向いていない、男たち。
傷つくことを恐れ、女性と真剣に向き合おうとしない。そして、趣味や生きがいを何よりも大切にしてしまう。
結果、彼女たちは愛想をつかして離れていってしまうのだ。
「恋愛なんて面倒だし、ひとりでいるのがラク。だからもう誰とも付き合わないし、結婚もしない」
そう言って“一生独身でいること”を選択した、ひとりの男がいた。
これは、女と生きることを諦めた橘 泰平(35)の物語だ。
◆これまでのあらすじ
元カノの麻里亜と3年ぶりに会った泰平。そこで「婚約したの」と打ち明けられるも、どこか不幸そうな彼女。しまいには「さらってもいいよ」と言われてしまう。
泰平は、そんな麻里亜とヨリを戻し、自分が幸せにすると決意したのだった。
▶前回:元カノと3年ぶりの再会。帰り道、すがるような目で見つめられた瞬間、男が取った行動は…?
『樹から聞いたよ!おめでとう』
今日もリモートワークを終え、ベッドの上でくつろぎながらスマホを開く。すると、灯(あかり)からのメッセージが届いていた。
僕は、彼女のことがちょっと気になっていた先々週の自分を思い出す。
灯は一緒にいると、とても居心地が良い。「こういう......
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この記事へのコメント
麻里亜、空気クラッシャー。
サークルに一人はこんな子いたなぁ。
みんなに気を使わせる子。
灯と女子会したら楽しそう。
まぁ最初からおかしいと思ってたけどね。