
あのクリエイターの洒脱なビールのこなし方
東京スカパラダイスオーケストラ/ミュージシャン
黄色い外観が、ペルーの首都リマの街並みを思わせる『べポカ』。料理だけでなく、地ビールや伝統的な蒸留酒ピスコのカクテルを用意するなど、酒も徹底的に本場の味にこだわる。そんな異国情緒に誘われ、店内にはそろいのスーツに身を包んだ4人の男が。東京スカパラダイスオーケストラのメンバー、谷中敦氏、川上つよし氏、大森はじめ氏、加藤隆志氏である。
ライブで地方や海外に赴くことが多い彼らにとって、現地で呑む酒は何よりの楽しみ。
まず加藤氏が「日本人なら、最初の一杯はビールでしょう?地ビールはどこで呑んでも印象に残りますね」と、大のビール党ぶりを発揮。それを聞いた大森氏も「その土地で造られたものが一番旨いよね」と同意を示す。東京の下町で呑むのがお気に入りの川上氏は「いい店には、いい人が集まる。東京でも地方でも、そういう店に呑みに行きたい」と言う。
嗜んだ酒と遊びについて語りあう中、「酒の席での繋がりがすべてではないと思うけど」と前置きをしつつ、谷中氏が口を開いた。「男は昼に会うと、お互いの肩書や立場を尊重しすぎてしまう。でも、お酒を呑み交わせば、一気に仲良くなる。その時に上下関係は必要ないと思うんです」。
日が暮れた後、互いの違いを必要以上に気にすることはない。昼とは違う顔が見える、だから、夜に遊ぶことは楽しいのだ。