愛して、もう一度だけ。 Vol.10

元彼という名の“沼”にハマる女。「愛して、もう一度だけ。」全話総集編

どうしても、忘れられない人がいる

「絶対に、もう一度彼を振り向かせる!」

そんな目標を掲げて…

“別れてしまった恋人”との復縁を願い、行動する1人の女がいた

これは、元彼との“復縁”に奮闘する、とある女性の軌跡を描いた物語である

「愛して、もう一度だけ。」一挙に全話おさらい!

第1話:人生初の失恋に打ちひしがれる26歳高学歴美女。納得いかない女がとった行動

「樹里には、僕よりもっといい人がいると思う」

ひたすら、その一点張り。その言葉が、別れを意味していることに、しばらく気づけなかった。

だって……友之よりいい人なんているわけないから。心から神様を信じているわけではないけれど、不意に祈りたいような気持ちになった。

ー神様、彼と出会ったあの日に時間を戻してください。彼の気持ちを、私に戻してください。

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第2話:「別れたけど、まだ好き…」元彼からの連絡を待ち続けている女。彼からやっと届いた衝撃的なLINE

皮肉にも、誕生日は1ヵ月ほど前から有給を取っていた。予定こそしていなかったものの、きっと友之と過ごすと思っていたから。

しかし、このままでは、ただただ彼からの連絡を待ちながら、家でダラダラと過ごす不毛な1日になってしまう。

―せっかくの有給なのに、それはもったいない……。

無理矢理にでも予定を立てようと思い、エステや美容院、ネイルなどを予約した。夜は、前から行ってみたかった焼肉屋にひとりで行くと決めて、私は寝不足の身体を引きずりながらとりあえず外へ出ることにした。

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第3話:「何これ!?」元恋人を引きずる27歳女。元彼がタグ付けされたSNSをみて絶望的な気持ちになったワケ

『樹里さんが良ければ、日曜に銀座でランチでもどうですか?』

知り合いから紹介された、貴裕さん・31歳。ITコンサルティング事業の会社を経営しているらしく、毎日忙しそうだ。

それでも、初めて連絡先を交換した日から、なんだかんだでやり取りが続いている。

そして、ついにデートの誘いを受けた。友之とは、誕生日以来2週間ほど連絡を取っていないし、自分の中で彼の存在が日に日に薄れていっている気がする。これは、貴裕さんのおかげでもあった。

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第4話:「復縁したい!」失恋してどん底の27歳女。占い師に告げられた、意外な未来

「ではこの中から、友之さんのことを思いながら1枚、貴裕さんのことを思いながら1枚。それぞれカードを引き、横にめくってください」

私は恐る恐る2枚のカードを引き、言われた通りにめくる。1枚目は天使のような絵が、2枚目は王様のような人が描かれたカードがあらわれた。

カードを見て、小さくうなずく占い師。私はドキドキしながら彼女の反応をうかがう。そして…。

「単刀直入に言いますと……」

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第5話:「久しぶりに、会いたい!」と元彼に言わせるために…。27歳女が使ったLINEテク

「お前はダメだ。普段からタレントを甘やかしすぎている。お前じゃ由奈を連れてこられない」

そうピシャリと言い放たれ、私は愕然とした。由奈には、高校の頃からずっと付き合っている彼氏がいる、と今日まで信じきっていた。本当のことを言えばこの記事だって、何かの間違いだと思っている自分がいる。

こんなことになってしまったのは、由奈を管理しきれなかった私のせいだ。

ーマネージャー失格だな、私…。

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第6話:「元サヤなんて絶対に無理…」復縁を狙う女が、元彼とのデート後に絶望したワケ

『明日、ここに18時で』

送られてきたのは、2人の行きつけだった赤坂のフレンチ。付き合っていた頃の気持ちが蘇り、切ないながらも嬉しい気持ちになった。

― 明日が勝負なんだから、頑張らなきゃ…!

パックを剥がしてゴミ箱に捨て、ぷるぷるになった頬を触りながら「よし」と気合いを入れた。

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第7話:元彼の家にお泊りしてしまった女。その後、急変した男の態度に、元カノがドン引きした理由

さっさと寝てしまいたいのに、なかなか寝つけない。由奈のことや友之のことを、あれこれ考え込んでしまう。

そんなとき、なんとなくLINEのトーク画面を眺めていると、貴裕さんのアイコンが目に入る。その瞬間、貴裕さんのちょっとはにかんだような優しい笑顔が脳裏に浮かんだ。

友之と会う約束をしてから、貴裕さんとは2週間ほど連絡を取っていなかった。彼の方からLINEは届いていたが、既読無視したままになっている。

― 貴裕さんの声が聞きたい……。

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第8話:「こんな人だったの?」元彼と再会した女が、心底彼にガッカリした理由とは

「いい加減にしてよ…!」

友之に繋がれた手を、私は思い切り振りほどいた。彼の驚いた顔が目の端に映る。

ほんの数日前、私は元彼・友之の家に泊まり体の関係を持ってしまった。もちろん、自分にも落ち度があったことは認める。だが、私を“都合のいい女”として扱った友之にも腹を立てていた。なのに、こうして無神経に私の家までやって来るなんて…。

「もうこれ以上私の前に現れないで。あなたに振り回されるのは、うんざりなの」

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第9話:「これで最後にするから…」婚約者がいるのに、昔の男に会いに行ってしまった女の末路

― 友之のことはもう好きとかじゃないし……。

そう自分に言い聞かせて、なるべく冷静な判断をしようと頭をフル回転させる。

― ルックス、良し。性格、良し。職業、経営者。新宿区のタワーマンション在住。……むしろ、貴裕さんからの告白を断る理由はない。

「……まだ、結婚とかは正直よく分からないんですけど、私で良ければぜひ付き合いお願いします」

結局私は、晴れて貴裕さんと本格的に付き合うことにしのだが……。

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