愛して、もう一度だけ。 Vol.1

愛して、もう一度だけ。:人生初の失恋に打ちひしがれる26歳高学歴美女。納得いかない女がとった行動

どうしても、忘れられない人がいる

「絶対に、もう一度彼を振り向かせる!」

そんな目標を掲げて…

“別れてしまった恋人”との復縁を願い、行動する1人の女がいた

これは、元彼との“復縁”に奮闘する、とある女性の軌跡を描いた物語である


人生初の失恋


『ピピピピッ…、ピピピピッ…』

木曜の朝7時半。

スマホのアラームが一人暮らしの部屋に鳴り響く。

ぼんやりとした意識の中、私はアラームを止めて天井を仰いだ。

普段の自分なら、すぐに部屋の明かりとテレビをつけて、仕事に行く仕度を始めるのに。今日は高熱を出したときのように、身体が重くてだるい。

とても仕事に行ける状態じゃなかった私は、上司と後輩に連絡を入れる。

社会人になってから初めての“ズル休み”だった。

―今日は……無理。

私は昨晩、1年半付き合った5歳年上の恋人・友之に別れを告げられた。

26年間生きてきて、“初めて”フラれた。

あまりにも突然のことだったうえに、別れの理由はひどく曖昧だった。

「樹里には、僕よりもっといい人がいると思う」

ひたすら、その一点張り。

その言葉が、別れを意味していることに、しばらく気づけなかった。

だって……友之よりいい人なんているわけないから。

心から神様を信じているわけではないけれど、不意に祈りたいような気持ちになった。

ー神様、彼と出会ったあの日に時間を戻してください。彼の気持ちを、私に戻してください。

【愛して、もう一度だけ。】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo