
幸せに欠かせないのは「経済的な安定」国際調査で見えた日本人の“お金と幸福度”
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「お金と幸せ」の関係は?
フィデリティ投信は、金銭面の幸福度を計測した「フィナンシャル・ウェルネス」の調査結果を発表した。
調査は人間の幸福度を左右する要因としての「お金」にスポットをあてたもので、日本、英国、ドイツ、カナダ、香港、中国の6カ国・地域で約1万7,000人を対象に2020年3〜5月に実施した。
調査レポートによると、「経済的に安定していないと幸せではない」と回答した日本人は73%で、香港に次いで2番目に高い水準となった。
この比率は性別、年齢、収入による違いがほぼ見られず、フィデリティは「日本人の幸福度は経済的基盤と密接にリンクしている」と分析している。
また、自身の経済状況についてどの程度ストレスを感じているか尋ねたところ、「極度」もしくは「かなり」感じると回答した日本人は27%で、6カ国・地域の中で最も高かった。
◆フィデリティ フィナンシャル・ウェルネス調査 詳細はこちら

物体ないアート作品に75億円
英競売大手クリスティーズは、デジタル化されたアート作品が6,930万ドル(約75億円)で落札されたと発表した。
落札されたのは「ビープル」の名で活動するアーティスト、マイク・ウィンケルマン氏の作品「エブリデイズ:最初の5000日間」。
物体として存在しないデジタル作品の所有権をブロックチェーン技術で証明する「NFT」と呼ばれるデジタル資産として売買された。
NFTを巡っては、ツイッター創業者が自身の初ツイートを競売にかけたところ2億円を超える値がつくなど、新たな資産として注目を集めている。

誇りはあるが、お勧めせず?
厚生労働省は、本省職員を対象に職場満足度などを調査した結果を公表した。
それによると、「厚労省で働くことを誇りに思っている」か尋ねた質問では、「ややあてはまる」「とてもよくあてはまる」のポジティブな回答が全体の約6割を占めた。
一方で、「良い職場として家族や友人に勧めることができる」か聞いたところ、「全くあてはまらない」「あてはまらない」のネガティブな回答が6割近くとなった。
職場満足度を年齢別にみると、25歳~39歳の若手層からミドル層で低くなっており、 25歳未満の若手と40歳以降の職員は相対的に満足度が高い傾向がみられたという。
◆厚労省の職場満足度調査 詳細はこちら

資本提携で連携を強化
日本郵政と楽天は12日、資本業務提携すると発表した。
日本郵政が楽天に1,499億円を出資し、楽天株の8.32%を保有する。
2020年12月に提携した物流分野に加え、モバイルやDXなどより広い領域での協業を進める。

米中のCEOが重視する国は?
PwCは、世界100カ国のCEO5,050人を対象に実施した「世界CEO意識調査」の結果を発表した。
それによると、CEOの76%が世界経済の成長は2021年に回復すると予測した。
米中の企業のCEOに、自社の成長のために重要な国・地域を3つ尋ねたところ、中国のCEOの間では日本と答えた割合が最も高く、ドイツ、アメリカ、フランスが続いた。
アメリカのCEOの回答では中国が最も多く、次いでイギリス、ドイツ、カナダ、日本となった。
◆PwC「世界CEO意識調査」詳細はこちら(英文)

キノコ由来のエルメスバッグ
エルメスから、キノコ由来の革で作ったバッグが登場した。
キノコの菌糸体を原料にした素材の開発を行う米スタートアップ「マイコワークス」とコラボレーションしたもので、エルメスのバッグ「ヴィクトリア」にマッシュルームレザーを使った特別製品を製造するという。
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この記事へのコメント
一部のそうではない方や野党の批判ばかりがクローズアップされて、心ない発言される方がいらっしゃるのは残念です。
老後資金は2000万円発言が尾を引いている気がします。