「来てよかった!」の一言を必ず引き出す、魅惑の〆メニューがある5軒

入ってはいけないのではと思うほど、普通の家の玄関が名店への入り口である

隠れ家感MAXの“古田さん家”でゆったり味わうのは、極上の「土鍋のチキンライス」


名店ひしめく兵庫横丁の細い路地を抜けていくと、階段が現れる。それを下ると、『アルボール神楽坂』はすぐそこ。

一瞬躊躇するかもしれないが、MAPアプリが示す通り、「古田」と書かれた表札が掲げられた邸宅こそが目的地である。

京都産のコシヒカリにトマトやスパイスの旨みと香りがしみ込み、最高の状態で運ばれてくる「土鍋のチキンライス」(1,500円)※注文から完成まで20分ほど要する


同店の特徴は、隠れ家感だけではない。

生産者と結びついた「ファーム トゥー テーブル」を目指す古田シェフが作り出す、野菜を中心にした創作イタリアンの味わいも、訪れた人の記憶に強く刻まれる。

そして、たっぷりと前菜やパスタを堪能した後は、〆の名物「土鍋のチキンライス」がはずせない!

京都産のコシヒカリとともに、トマトや独自配合のスパイス、レモングラスに巻き炙った鶏つくねなどを入れて炊きあげる土鍋は、一度は味わってほしい至極のメニューだ。

味の変化も楽しみつつ召し上がれ


つくねはレモングラスから外し、トマトとともにクラッシュしながら混ぜて召し上がれ。ほうれん草やバルサミコ酢、パルメザンチーズで味変していくのも楽しい!

古田氏の「かしこまらずにほっとする料理を味わって欲しい」という想いが、一番感じられる逸品だろう。

齊田武シェフ

この〆を食べずして帰れない!黄金に輝く牛コンソメスープが絶品『セラフェ』


デートに誘った女性から「お肉が食べたい」というリクエストがあったなら、目黒にある人気ビストロ『セラフェ』の席をリザーブしたい。

同店は、“パリでもっともおいしいステーキ店”と評されるビストロの海外初進出店・西麻布『ル・セヴェロ』の姉妹店として、2018年5月にオープン。

腕を振るうのは、渡仏11年『ル・セヴェロ・パリ』に4年以上在籍した齊田武シェフだ。

「タルタルひつまぶし」(1,200円)


『セラフェ』の魅力を味わい尽くし、そろそろ食事を締めくくろうというタイミングでオーダーして欲しいのが「タルタルひつまぶし」。

ライスの上に生肉タルタルをのせ、牛コンソメスープをかけて味わう、『セラフェ』でしか味わい得ない極上の〆である。

極上の牛コンソメスープは、最後の一滴まで飲み干したくなる


特に注目したいのは、牛コンソメスープの美味しさだ。

肉を掃除した際に出るすじ肉を一晩かけてゆっくりと煮込み、旨みを抽出。

次の日に野菜と共に煮込んで仕上げた琥珀色に輝くスープは、ポットに注がれる瞬間に鷹の爪、タイム、ニンニクの香りを纏い、さらに美味しさが増す。

これをあの極上のタルタルと共に味わうというのだから、これ以上の贅沢はない。

『セラフェ』の夜を締めくくるのに最適な一品と言えるだろう。

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