2013.07.21
福澤 朗の「日本酒カレンダー」 Vol.4ふしきの
【 今月のお題 】
日本酒造りに適した“酒米”をクローズアップ
コシヒカリやササニシキ、あきたこまち……。食べるお米にブランドがあるように、日本酒造りに適したお米も存在する。
あまり意識したことのない初心者でも、押さえておきたい酒米って何?
「まずは山田錦ですね。全国新酒鑑評会で入賞するお酒のほとんどはこのお米で醸したもの。競馬に例えれば中央競馬のサラブレッド、しかもどんな馬場でもそれなりに力を発揮してくれる。日本酒ビギナーにも安心して勧められます」
もうひとつ覚えておくなら?
「雄町です。山田錦のルーツとなる古い酒米なのですが、ポテンシャルがあるのに扱いにくい。まず栽培するのが難しいし、いざ使うと蔵の技量が露骨に出てしまうのでリスキーなんですね。でも、うまく醸すと素晴らしいお酒になるんです。地方競馬上がりでロートルなのに、騎手次第ではG1で何勝もしちゃうような」
日本酒を選ぶ時って、つい銘柄やエリアに注目してしまいがち。
「お米の国に生まれた我々は、ご飯だけではなく日本酒も米を意識して味わいたいもの。たとえば店で原料米ごとに分けて陳列すれば、選ぶ楽しみも増えるのになあ」
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