福澤 朗の「日本酒カレンダー」 Vol.4

フシキノ

ふしきの

【 今月のお題 】
日本酒造りに適した“酒米”をクローズアップ

curated by
福澤 朗

「敢えてじゃじゃ馬的な雄町で醸す心意気がいい」と福澤氏

コシヒカリやササニシキ、あきたこまち……。食べるお米にブランドがあるように、日本酒造りに適したお米も存在する。

あまり意識したことのない初心者でも、押さえておきたい酒米って何?

「まずは山田錦ですね。全国新酒鑑評会で入賞するお酒のほとんどはこのお米で醸したもの。競馬に例えれば中央競馬のサラブレッド、しかもどんな馬場でもそれなりに力を発揮してくれる。日本酒ビギナーにも安心して勧められます」

もうひとつ覚えておくなら?

「雄町です。山田錦のルーツとなる古い酒米なのですが、ポテンシャルがあるのに扱いにくい。まず栽培するのが難しいし、いざ使うと蔵の技量が露骨に出てしまうのでリスキーなんですね。でも、うまく醸すと素晴らしいお酒になるんです。地方競馬上がりでロートルなのに、騎手次第ではG1で何勝もしちゃうような」

日本酒を選ぶ時って、つい銘柄やエリアに注目してしまいがち。

「お米の国に生まれた我々は、ご飯だけではなく日本酒も米を意識して味わいたいもの。たとえば店で原料米ごとに分けて陳列すれば、選ぶ楽しみも増えるのになあ」

左.開運 純米涼々/土井酒造場 兵庫県産山田錦100%。初夏に発売される夏向けの限定酒は、軽快な呑みくちで涼味満点。各種お魚料理からフルーツまで、マリアージュの幅は実に広い。1800ml ¥2,730、20ml ¥1,365

右.越の雄町 大吟醸原酒 金賞受賞酒/美の川酒造 幻の酒米、雄町を100%使用。今年の全国新酒鑑評会では唯一、雄町が原料米で金賞を獲得した注目の酒だ。お米を40%まで磨いたやわらかな旨口。720ml ¥5,250

●ふくざわあきら
日本テレビ入社後、アナウンサーとして活躍。2005年にフリーに転身、現在「真相報道バンキシャ!」に出演中。筋金入りの日本酒好きで、日本酒好感度アップに尽力!


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