イケメン中毒 Vol.6

お泊りデートに浮かれる女。彼がシャワーを浴びている間に見てしまった衝撃的なモノ


ピコーン。

6時半。菜摘は、スマホの通知音で目が覚めた。

晴人からの連絡を待っていた結果、自分はスマホを手に握りしめたまま寝てしまったらしい。

朝一でメッセージを送ってくれたのだろうと、急いでLINEのメッセージを開く。

だが残念なことに、メッセージの送り主は晴人ではなかった。

『昨日はありがとうございました。これからもよろしく』

鳥山冬馬からだった。

-挨拶のLINEなんか要らないんだけど…。

勢いよく目覚めたが、冬馬のメッセージで睡眠時間を削られたと思うとイラっとした。肝心の晴人からは、何の連絡もない。

バカバカしくなった菜摘はベッドから立ち上がり、枕元へスマホを放り投げた。そのままシャワーを浴びにいく。

実は昨晩、彼が来るかもしれないと、ナチュラルメイクの範囲でうっすらメイクを施していたのだ。おまけに、最近新調したラペルラの下着も身に着けて。

洗面台の鏡に映った、やたら色っぽい下着を着た自分の姿からパッと目を逸らす。

空回りしてばかり。菜摘はひどく虚しい気分になった。

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