
「他に男がいたなんて…」清楚系な元カノに裏切られて以来、女性不信に陥った40男の悲哀
毎週金曜日に、ひっそりとオープンする“三茶食堂”。
世田谷の地元民や業界人がよく訪れるというこの店には、年齢や性別を問わずさまざまな人が来店する。
この店のオーナーの直人(45)曰く、ここで繰り広げられる人生相談を聞いていると、東京の”いま”が知れるのだとか…。
さて、今宵のお客さんは?
▶前回:三茶食堂:「家賃は13万5千円、彼氏なし」現実を直視した29歳女が手放して正解だったモノ
Case 2:東京の女を信じられない、ガラスのハートな男
17:15。年明けのせいか、いつもより静かな金曜日。
—ガラン。
今日は何を作ろうかと考えていると、黒のチェスターコートの襟を立てたマスク姿の男がやってきた。身長が高くスタイルが良いので、彼はこういう服装がとてもよく似合う。
「直人さん、やってる?」
「もちろん。......
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この記事へのコメント
新しい年も始まりましたし、一成にとっていい年になることを祈ります
小説の中だけでなく現実世界のみなさんにもいい年になりますように
不倫とか浮気って派手な美人というより
地味とか真面目そうな人ほどやってる気がするから、人は見た目じゃないんだなあと思った