たかが離婚、されど離婚 Vol.4

「まさか妻が、1年前からこんなコトを…」別居中の妻が、夫に秘密でしていた行為とは

「一人のひとと、生涯添い遂げたい」。結婚した男女であれば、皆がそう願うはずだ。

しかし現実とは残酷なもので、離婚する夫婦は世の中にごまんといる。だが人生でどんな経験をしたとしても、それを傷とするのかバネとするのかは、その人次第。

たかが離婚、されど離婚。

結婚という現実を熟知した男女が、傷を抱えながら幸せを探していくラブ・ストーリー。

◆これまでのあらすじ

バツイチの友梨は、再婚するはずだった年下カレに浮気を告白され、絶望する。

一方、離婚予定だった将人は、別居していた妻と1年ぶりに話し合うことに…。

▶前回:「えっ、5人も…?」女が凍り付いた、結婚を約束した男からの信じられない告白


ピンと伸びた彼女の背中を見た瞬間、将人は、周りの音が聞こえなくなった。

今でも鮮明に覚えている。初めて妻と出会った瞬間のことを。

あれは、高校1年生の春。部活説明で美術室に案内された将人は、窓際で絵を描く真由子に目を奪われた。

華奢な体に、透き通るような真っ白の肌。サラサラの髪は細く、人形のように整った顔を縁取っている。

後々知ったが、真由子は学校のマドンナ的存在で、彼女と目が合うだけで騒ぐ男子生徒もいるほどだった。

付き合い始めたのは、将人が高校2年、真由子が高校3年の夏だった。

それまで接点は部活だけ。だが真由子の引退が迫り「このままでは後悔する」と行動に移したのだ。

将人の告白に真由子が笑顔で頷いた時は、天にも昇るような気持ちだった。

そう、真由子はいつも笑顔で、優しく将人の背中を押してくれる、なくてはならない存在だった。

それから高校を卒業し、大学時代を経て、社会人になってからも二人は交際を続けた。そして将人が24歳の時。

「いつも支えてくれてありがとう。これからは俺が真由子を支えられるように頑張るから、俺と結婚してください」

勤め先の大手銀行の独身寮を出るタイミングで、将人はプロポーズした。あの時の真由子も笑顔で頷いてくれた。

結婚してからも真由子の笑顔は、変わらなかった。今でこそオフィス勤務をしているが、自身がCAとして世界中を飛び回っている時ですら、真由子は将人への気遣いを忘れず、笑顔だった。

しかし「別居したい」と将人が伝えた時、真由子の返答と表情には驚きを隠せなかった。

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