「一人のひとと、生涯添い遂げたい」。結婚した男女であれば、皆がそう願うはずだ。
しかし現実とは残酷なもので、離婚する夫婦は世の中にごまんといる。だが人生でどんな経験をしたとしても、それを傷とするのかバネとするのかは、その人次第。
たかが離婚、されど離婚。
結婚という現実を熟知した男女が、傷を抱えながら幸せを探していくラブ・ストーリー。
◆これまでのあらすじ
32歳の尾形友梨と大友将人は、高校の同級生。友梨は「もう一度、結婚したい」と熱望するバツイチだが、離婚予定の将人は「二度と結婚したくない」と豪語していた。
友梨は、結婚を約束していた年下カレ・駿から「浮気していた」と告白されて…。
▶前回:「昨晩に引き続き、また今日も彼と…?」再会して以来、男が女を連日呼び出す理由とは
駿との馴れ初めは、2年前。場所は友梨が勤めるホテルだ。
勤務中、「あの」と不意に呼び止められて振り返ると、見覚えのある常連客がいた。多いときは毎週のように宿泊している男性だった。
友梨はすぐに仕事用の笑顔を作った。
「お客様、何かご入用でしょうか?」
すると男......
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この記事へのコメント
その地元の先輩とやらのどこを尊敬してるんだか。
友梨が元夫に連絡してたら興醒めだったけど、踏みとどまってくれて良かった。あなたの潔さ、私は好きだな。
「北海道をバカにするのか」と言って怒っていたけれど、そんなおバカな先輩の言葉を真に受けて、行動した貴方に失望しているんだよ。何歳か知らないけれど、子どもっぽい。多分、結婚しても家事や子育てしないでお金も入れずに浮気するタイプ。結婚には向いてない。
だけど、元夫に連絡しなくてよかった。多分、...続きを見るお説教されるよ。