僕のカノジョは6個上 Vol.6

「彼、あんなオバさんが好きなんてありえない」20代女が、35歳の美女に勝つため企んだコト

「恋愛では、男が女をリードするべきだ」。そんな考えを抱く人は、男女問わず多いだろう。

外資系コンサルティング会社勤務のエリート男・望月透もまさにそうだ。これまでの交際で常にリードする側だったはずの彼。

ところが恋に落ちたのは、6歳上の女だった。

年齢も経験値も上回る女との意外な出会いは、彼を少しずつ変えていく。新たな自分に戸惑いながら、波乱万丈な恋の行方はいかに…?

◆これまでのあらすじ

突如、透の目の前に現れた幼馴染の千晶。タイミング悪く、朱音と遭遇してしまうが…?

▶前回:「あの子がこんなオトナの女になるなんて」男が久しぶりに会った女に、ドキっとした瞬間


−千晶のやつ、久々だからって長いよ。

カフェから帰宅した透は、妙な疲労を感じていた。

朱音が立ち去った後、すぐにでも帰りたかったのだが、「資料作成のアドバイスもしてほしい」という千晶に、結局2時間も捕まってしまった。

フレックスタイムとはいえ、今日は全然仕事が出来ていない。夜まで頑張ってやるしかないが、その前に朱音に詫びの連絡を入れておこう。

“今日はすみませんでした。また今度ぜひ”

それだけ送り、再びパソコンに向かったのだが、なんだか集中出来ない。

5分後、スマホが鳴った。

メッセージが届いたのかと思ったが、マナーモードの振動が長い。着信なのだと気づいて、画面を見た透は飛び跳ねた。

「もしもし?朱音です。今日お話出来なかったから電話をかけてしまいました。大丈夫だった…?」

つい先ほどまでやる気も起きず、疲労感でぐったりしていたのが嘘のようだ。ほんの数分、朱音と他愛もない会話をしたのだが、ただそれだけで透は驚くほど元気になっていた。

「正直、電話嬉しかったです。朱音さんと話せて良かった」

電話の最後、つい本音が出てしまった。

「…私も」

電話越しの甘美な時間。2人の間には、確かに何かが芽生えつつあった。

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