
ジョン・レノンが愛した宿! 再始動した 『富士屋ホテル』で過ごす箱根が大人だった!
1878年創業の箱根が誇るクラシックホテルが、2年の耐震改修を経て再びオープンした。
当時の意匠が復元されたほか、いまの時代に合わせた新たなスペースも誕生。
時を超えて愛され続ける美しさは、大人の旅を充実したものにしてくれる。
明治時代の日本人が生み出した空間が、いまになってとびきり新しい
『富士屋ホテル』@箱根
いまや歴史的ホテルとして名高い『富士屋ホテル』は、もとを辿れば、明治時代に外国人客専用のホテルとして賑わった場所。
それも裕福なゲストが対象であったので、彼らを満足させるために内装・外装ともに当時最高峰の技術が駆使された。
結果、英首相チャーチル氏やジョン・レノン氏を筆頭に、各国の超VIPがこのホテルこそが放つ和洋折衷の空間に魅了された。
本館1Fフロント前にある階段に象徴される『富士屋ホテル』の西洋のデザインは、1891年に本館が造られた当時、時代の最先端だった。
時代が変わったいまもファンが多いが、1936年までに建てられた3つの棟は登録有形文化財でもあり、後世に受け継ぐため修復が必要。
そこで一昨年から休業に入り、大規模な耐震補強と改修工事を実施。
職人の修復技術により100年以上前の意匠は輝きを取り戻し、令和ならではの施設も新設。
晴れて今年の夏にグランドオープンとなった。
元より全客室が温泉つきだが、新たに半露天風呂をもつスイートルームが誕生したことにも注目だ。
フォレスト・ウィング5Fに新設されたプレミアスイートは82㎡の広さ。シンプルかつモダンなデザインで寛ぎやすい、現代的な造り。
唯一この部屋だけ、開放的なウッドテラスがついた半露天風呂が備わる。
歴史的造形の本館を望む眺望は、タイムトリップをしたかのような気分にさせられる。
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