2人の花嫁 Vol.6

「どうして彼女と…?」女の匂わせ投稿で発覚!?“あの夜”夫の帰りが遅かったワケ

2020年のプレ花嫁達は、この状況下で不安を抱えながら準備に励んでいる。

「この気持ち相談できる友達が欲しい」

そんな想いが通じ、運命的に出会った2人の花嫁、紗理奈とアヤ。

……ところが、「あの子が羨ましい」 互いの距離が近づけば近づくほど、比べ合うのが女の定め。

結婚式準備を通じて変化していく女の友情の行く末は……?

◆これまでのあらすじ

2020年の秋婚に向けて準備を進める紗理奈とアヤ。紗理奈は、夫が共通の友人・千穂とこっそり会っていたことを、LINEを盗み見たことで知ってしまう。彼を問い詰めようか悩んだまま、朝を迎えてしまったが…

▶前回:夜中のベッドルームで夫の携帯ロックを外す女。彼女が見た驚きのLINE履歴とは


「今日、俺午後から在宅だから夕飯作っとくよ」
「う、うん…ありがとう」

月曜の朝。

神楽坂の自宅で繰り広げられている光景はいつも通りだった。

心地よい朝日が差し込むダイニングテーブル。紗里奈が用意した朝食のクロワッサンとスクランブルエッグ、サラダを美味しそうに食べる夫。

昨夜、夫・陽介の怪しいLINEを見てしまい、ほぼ一睡もできなかった紗理奈も平静を装い、いつも通り家を出た。

しかし…。

オフィスについてからPCに向かって仕事をしていても、ふとした瞬間に頭の中に浮かぶのは陽介と千穂のことばかりだった。

トイレに立ったり飲み物を買いに行ったり…気分を紛らわせようと試みるも、やはり集中できない。

ー直球勝負で問い詰める?それともまずは遠回しに探りを入れる?

良くないと思いつつも、そんなことばかり考えてしまう。

ーはぁ、こんな中途半端な気持ちのままじゃよくないね。陽介も早く家に帰るって言ってたし、ちゃんと話そうかな…。

結局、紗里奈は、定時で上がることにした。

いつもより空いている17時台の東西線。普段だったら定時帰りなんて嬉しくて仕方ないはずなのに、今日は憂鬱な気分で電車に揺られるのだった。



「昨日の夜会ってた地元の友達って、千穂のことでしょ?」

夕食後、いつものようにビール片手に野球中継を見始めた陽介に爆弾を投下すると、陽介はリモコンを持つ手をピタリと静止させた。

「な…なんのこと?」

【2人の花嫁】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo