美は、お金をかければかけるほど育つ。
美容皮膚科に、ネイルサロン。それからサプリメント…。いくらあったって足りないの。
誰もがうっとりするような、手入れの行き届いた美貌。
ーそれさえあれば、魔法みたいに全てが上手くいくんだから。
そう信じて美に人生を捧げてきた27歳OL・ユリカの物語。
◆これまでのあらすじ
初めて仕事で頼りにされ、味をしめたユリカは、上司に「美容の仕事をやらせてほしい」と直談判する。それを聞いていた後輩の淳也は、ユリカを試すように案件をとってきたのだった。
▶前回:「私、社内の誰よりも綺麗だから…」美容中毒の女が上司に放った、とんでもない要求
「トラブルになりそうだったら言ってくださいよ。僕の評判が落ちるのは困るので」
ユリカのために美容案件を獲得してきたという淳也は、オフィスのデスクに座るユリカを見下ろして、そう言い放った。
今までの働きぶりからして、ユリカがひとりで案件を回せるはずなどない。
そう思っ......
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この記事へのコメント
祐太、いいこと言うね。「お人形から、いい女になった」だなんて台詞、なかなか出てこないよ(笑)
最初の頃のユリカ、読んでるだけでイラッときたけど、今は応援したい。