「僕は、彼女のことを何も知らなかった…」
プロポーズした直後、忽然と姿を消した彼女。捜索の手掛かりは、本人のものだと思われるインスタグラムのアカウントだけ。
―彼女が見せていたのは、偽りの姿だった?
インスタグラムに残されていた、慎ましやかな彼女の姿からは想像もできない世界とは…。
◆これまでのあらすじ
2019年4月。プロポーズの数日後、前触れもなく消えた敏郎の恋人・明子。必死の捜索でたどり着いた現在の彼女は、敏郎が知っている慎ましい姿からはかけ離れたものだった。
そんな中、敏郎はスキャンダルで会社を謹慎になってしまう。思い余った敏郎は、明子のインスタのコメント欄に自らの想いを書き連ねてしまい…?
▶前回:「ベッドの上で見せた笑顔は、幻だった…?」付き合いたての彼女の態度が、一変したワケ
私が“それ”を見たのは、実家の近所にある『周中菜房 白金亭』に家族4人で集まり、両親の結婚記念日ディナーを楽しんでいた時でした。
鮮やかに彩られたお料理の数々はどれも美味しくて、いつものように記録代わりに写真を撮影しました。
「またインスタ?」
兄が私を見て、笑いな......
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この記事へのコメント
相手は、あの敏郎だよ
もう少し聡明な女性を想像してたけど
なんだか薄っぺらい印象になっちゃった。
青ざめるほどの長文!笑笑