2020.08.03
必要ですか? Vol.3”思い出”はときに、”ガラクタ”に変わる。
ガラクタに満ちた部屋で、足を取られ、何度も何度もつまずいて、サヨナラを決意する。
捨てて、捨てて、まだ捨てて、ようやく手に入る幸せがある。
合言葉は、ひとつだけ。
「それ、あなたの明日に必要ですか?」
◆
徳重雅矢は、お片づけのプロ。カリスマ整理収納アドバイザーだ。
今回の依頼人は…中島優作(35) ITベンチャー社長。
東大在学中に学生起業。大成功して富を築くという誰もが羨む経歴の持ち主だが、一切女性に縁がない。その理由とは…?
▶前回:美容整形で顔を変えた女。辛い過去と決別するために「婚約者に見せる」と決めた物とは
待ち合わせは、六本木『アマンド』。向かい合って座る2人の表情はあまりにも対照的だ。
晴れやかな笑顔を見せる美桜と、眉間に皺を寄せた雅矢の間に、大きなパフェが鎮座している。
「雅矢さんがスイーツ男子だったなんて、意外です」
雅矢はその言葉を聞いてじろりと美桜を睨むと、......
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あの月100万の家賃や一晩20万の飲み代を投資に回してればそんなことにはならないだろうに。
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