男たちの恋愛反省会 Vol.5

「俺にだって、理想がある」将来のプロポーズに備えて、妄想を繰り広げる男たち

ここはとあるオンライン飲み会会場。いつもと変わらない4人が集まっている。

男たちが管を巻きながら話すのは、過去の女への後悔であり、未練であり、慚愧である。

くだらない傷の舐め合いだと言うなかれ。彼らには必要なプロセスなのだ。

100の反省を集めた時には、運命の相手に出会えるかもしれない。今日も今日とて、酒を片手に語らいが始まる。

◆これまでのあらすじ

大学時代の仲良し4人組。過去の恋愛話で盛り上がっていた4人だったが…?

風間 隼人(かざま はやと)自らが立ち上げたウェブメディアの社長。

林原 静(はやしばら しずか)外資系メーカー勤務。彼女あり。

火宮 諒太(ひのみや りょうた)外資系コンサル勤務。

山元 泰自(やまもと たいじ)唯一の既婚者。大手通信会社の研究職。


「そういえば、この間さぁ。“理想のプロポーズ”っていうお題のトーク番組やってたんだけど」

先日の飲み会から数日空いただけにもかかわらず、4人は再び画面越しに集まっていた。「参加出来る人だけ」という話だったが、蓋を開けてみれば全員が揃っている。

「へぇ」

お酒の入った隼人がくだらない話を始めたのだろうと、皆が適当に反応していると、画面が急に切り替わった。そこには、パワーポイントが映し出されている。

「突然ですが、今回は企画を持って参りました」

隼人が嬉しそうに話し始める。なかなかに手の込んだプレゼン資料に、一同ドン引きだ。

「そういうことか。入りが雑」

「飲み会でプレゼンするやつ、久しぶりに見た」

「こういうことができるのもオンラインならではだね」

隼人は昔から、こういう催し物が好きだったのだ。飲み会の時なんかも、いつもこうやってお題を出しては、場を盛り上げている。

「今回は、“理想のプロポーズ発表会”しまーす!」

隼人の明るい声で始まった今回の反省会。前回とは少し毛色が違うらしいが、果たして…?

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