5月6日（水）主要ニュース：中国が核搭載ステルスを開発！？ / ゴールドジムも…相次ぐ破たん他

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5月6日（水）の主要ニュース

米財務省 320兆円の借入

アメリカ財務省は、2020年4～6月期の純借入額が過去最大の2兆9,990億ドル（約320兆円）になるとの見通しを発表した。

新型コロナウイルス対策で巨額の経済対策によるもので、前年同期の約75倍に拡大する。2月発表時には560億ドルの収入増を見込んでいた。

また、7～9月期の借入額は6,770億ドルを見込んでいる。

アメリカでは、供給管理協会（ISM）が公表した４月の製造業景気指数は前月から7.6ポイント低下の41.5と11年ぶりの低水準となったほか、新規失業保険の申請件数が6週間で3,000万件を超えるなど、経済や雇用への影響が広がっている。

👉トランプ政権は給与減税やインフラ投資など、更なる追加経済対策の検討を行う方針です。巨額の対策と借入で、アメリカ経済は今後どうなると思いますか？

NY 経済再開の指針発表

ニューヨーク州のクオモ知事は4日の記者会見で、経済活動の再開を行うための判断基準を示した。

入院患者と死者が14日連続で減少することや、１日の新規入院患者が人口10万人当たり2人未満であること、病床に30％以上の空きが確保できていること、病院が個人防護具を90日分確保することなどの条件を満たした場合、地域ごとに経済活動再開を認める方針。

再開に当たっては、業種ごとに4つの段階を設ける。第1段階では建設業や製造業、第2段階で金融・保険・不動産、第3段階で飲食店や宿泊施設、第4段階として芸術・娯楽施設などの再開を認める。

香港GDP 過去最大マイナス

香港政府が発表した2020年1～3月期の実質GDPは前年同期比8.9%マイナスで、四半期統計を始めた1974年以降で最も大きな落ち込みとなった。このうち、個人消費は10.2％減だった。

2020年の経済成長率の見通しについては、マイナス4～マイナス7%に下方修正した。

中国新型ステルス 11月公開か

中国が、開発中の新型長距離ステルス爆撃機「轟－20」を11月に公開する見通しだと香港メディア「サウスチャイナモーニングポスト」が報じた。

アメリカメディアによると「轟－20」は核兵器を搭載可能なステルス機で、空中給油なしで8,000km飛行できるとされ、中国本土とグアム間の往復も可能。

サウスチャイナ紙によると、新型コロナウイルスが収束すれば11月に広東省で行われる航空ショーで披露される予定で、日本や韓国、オーストラリアにとって直接的な脅威となる可能性があると指摘している。

👉ウェーデンのストックホルム国際平和研究所によると、2019年の世界の軍事費は米中の2カ国だけで世界の40％を占めています。最新兵器の開発を進める米中、今後の関係はどうなっていくと思いますか？

米大手企業の破たん相次ぐ

ゴールドジム

フィットネスクラブの「ゴールドジム」を展開するアメリカのGGIホールディングスが、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法11条の適用を申請したと発表した。国内で業績不振の約30の直営店を閉めるなどして経営再建にあたる。

ゴールドジムは世界に約700のジムがあるが、フランチャイズ運営のため、破たんの影響は受けないと説明している。

衣料品大手「Jクルー」

衣料品チェーン大手「Jクルー・グループ」は４日、連邦破産法11条の適用を申請した。米主要メディアによると、新型コロナによるアメリカの小売大手の破綻は初めて。

Jクルーは債権者に経営権を譲渡し、16億5,000万ドルの負債を解消することで合意。破産手続き中の運転資金として約4億ドルの資金を確保した。

Jクルーは、日本で1990年代に伊藤忠商事とレナウンによるライセンス契約による販売を行っていたが、現在は撤退している。

アップル・アマゾンが新製品

アップル

アップルが13インチの「Mac Book Pro」の新モデルを発表した。

ストレージ容量はこれまでの2倍に増え、価格は13万4,800円（税抜）から。

「新しいMagic Keyboard」を搭載したことでキーストロークの深さは1mmとなり、「快適で安定した打鍵感を得られる」ほか、Touch Bar と Touch ID と並んで物理的なエスケープキー（esc）もあり、「これまでのMacノートブックの中で最も快適に文字入力ができる」としている。

アマゾン

アマゾンのクラウドサービスのAWSが、放送局レベルのライブ動画配信ができる「Elemental Link」を発表した。

カメラに接続すると動画を圧縮しAWSのライブ配信サービスにアップロードする。

重さは持ち運び可能な450gで、冷却ファンが付いていないためスタジオや会議室で使用する際のノイズの心配もないとしている。価格はは995ドル（約10万6,000円）。

ウォルマート 2時間で宅配

ウォルマートが、オンライン注文を受けてから2時間以内に商品を宅配する「エクスプレスデリバリー」を始めた。

5月初旬に約1,000店舗で開始し、その後数週間で2,000店舗まで拡大する。

対象商品は食品や日用品、玩具、家電製品など約16万点。サービス利用にはエクスプレスデリバリーの配達料として10ドルが必要。

ウォルマートは、エクスプレスデリバリーのために新たに雇用した従業員を含め、合わせて7万4,000人体制でサービス対応にあたるとしている。

👉ウォルマートの2020年1月期の決算は、売上高が前期比1.9％増の5,240億ドル（約56兆円）でした。なかでもECの売り上げは37％増加しました。拡大するEC市場、私たちの「買い物」はどう変わると思いますか？

ピュリツァー賞を発表

優れた報道に授与されるピュリツァー賞が4日発表された。

最も権威ある「公益部門」には、アラスカ州の地方紙「アンカレジ・デーリー・ニューズ」の連載「無法」が選ばれた。州内の村の3分の1に刑事司法制度が存在しない実情などを暴いた。

また、今回から新たに加わった音声報道部門には、アメリカとメキシコの国境で難民申請を待つ市民を取材したNPRなどによるポッドキャスト番組「ディス・アメリカン・ライフ」が選ばれた。

ピュリツァー賞はアメリカの新聞王・ジョゼフ・ピュリツァーの遺言により「ジャーナリストの質の向上」を目的として1917年に設立され、コロンビア大学におかれた委員会が運営している。

ウェブ会議用の名刺作成

VRやARのコンテンツ制作を行うキッズプレートが、ウェブ会議向けの名刺型背景を生成する無料ツール「バーチャル名刺背景ジェネレーター」を発表した。

WEB上で社名や氏名など必要項目を入力し、任意の画像をアップロードすると、名刺のような背景画像を生成・ダウンロードすることができる。

メールアドレスやSNSのQRコード生成にも対応しており、URLを入力すると名刺画像上に自動的に生成されたQRコードが印字される。