4月24日（金）主要ニュース：景気判断11年ぶり悪化「極めて厳しい状況」/「Zoom爆弾」解決？他[東京カレンダー

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4月24日（金）の主要ニュース

キヤノンとオムロン決算発表

《キヤノン1～３月減収減益》

キヤノンがの2020年第1四半期（1～3月）の連結決算は、売上高は前年同期比9.5％減の7,823億円、営業利益は18.7％減の328億円だった。

主力のオフィス事業では在宅勤務の拡大で複合機の販売が落ち込んだほか、イメージング事業では消費税増税の影響などでカメラの販売が減少した。純利益は30％減の129億円。

◆キヤノン決算詳細はこちら

《オムロン3月期営業利益18.6％減》

オムロンの2020年3月期の連結決算は、売上高が前年比7.5％減の6,780億円、営業利益は18.6％減の548億円だった。

電子部品事業は、自動車業界などの設備投資が低調だったことから、2ケタの減収減益となった。社会システム事業は国内の交通システムなどの更新需要で2ケタの増収増益、ヘルスケア事業は国内や北米で売り上げが伸び悩んだ、

純利益は車載事業の売却益で37.9%増の749億円だった。

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景気判断 11年ぶり「悪化」

政府は23日、4月の月例経済報告を公表。景気判断について「急速に悪化しており、極めて厳しい状況にある」とした。「悪化」の表現を使うのはリーマン・ショック後の2009年5月以来約11年ぶり。

個人消費については2カ月連続で判断を下方修正し「急速に減少している」とした。輸出は「前回の弱含んでいる」から「このところ減少している」に1年3カ月ぶりの下方修正を行った。設備投資については「おおむね横ばい」とした。

景気の先行きについては「極めて厳しい状況が続く」とした。

なお、2019年10～12月期四半期別ＧＤＰは、年率換算－7.1%の数値が内閣府より発表されている。

◆4月の月例経済報告詳細はこちら

AIで企業支援
「シナモン」13億円調達

人工知能を使った企業支援などを行う「シナモン」が、第三者割当増資などで13億円の資金調達を行ったと発表した。

2016年10月設立のシナモンは、手書きの紙文書などをAIでテキストデータ化する「Flax Scanner」や、音声データを元に議事録の作成や要約、ToDoリストの作成を行う「Rossa Voice」を手がけている。

エアクロ家具家電に進出

衣料品の月額レンタルを手がける「エアークローゼット」が、家具や家電を自宅で試してから購入できるサービスを始めると発表した。

「airCloset Mall」は、西川のマットレスやヤーマンの美顔器などを品目ごとに月額レンタル（税抜3,100円～）し、購入を希望する場合はレンタル料金の一部が返金される。

フリーランス向け即日払い
「yup」セブン銀と業務提携

フリーランス向けの報酬即日払いサービスを手がける「yup」が、セブン銀行と業務提携したと発表した。

yupは、取引先に送った入金前の請求書情報を登録することで報酬を先に受け取ることができるサービス「先払い」を提供している。今回の提携でセブン銀行のリアルタイム振込機能を利用できるようになり、24時間365日、即時に報酬の受け取りができる。

新型コロナウイルス国内状況

チャーター便及びクルーズ船における患者数は含まず。死亡日及び年代は厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向」の資料より作成。「※下図に含まれない～詳細確認中の人数」については、厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について」の資料「突合作業中」の数値より作成。

韓国GDPマイナス成長

韓国が発表した2020年1～3月期のGDPは、物価変動を除いた実質で前期比1.4％減だった。民間消費が前期比6.4％減と大きく落ち込んだ。

聯合ニュースによると、2008年以来約11年ぶりの大幅なマイナス成長。

米新規失業保険の申請
5週間で2,500万件超える

アメリカ労働省が23日に発表した4月18日までの1週間の新規失業保険申請件数は、442万7,000件だった。

その前の1週間に比べて81万件減少したが、新型コロナウイルス感染拡大前と比較して依然高い水準が続いている。3月中旬からの5週間の申請件数は合わせて2,500万件を超えた。

また、商務省が発表した3月の新築一戸建て住宅販売件数は、年率換算で前月比15.4%減の62万7,000戸だった。

米イランや中国をけん制

《トランプ氏イランに警告「撃沈する」》

トランプ大統領は22日、ツイッターに「イラン艦船がアメリカ艦船に嫌がらせを行った場合、全て撃沈し破壊するよう海軍に指示した」と投稿した。

米海軍は15日、イラン革命防衛隊の艦船がペルシャ湾を航行中の米艦船に接近し、挑発行為を繰り返したと発表していた。

《米豪南シナ海で共同訓練》

アメリカ海軍は22日、南シナ海でオーストラリア軍と合同訓練を実施したと発表した。実弾射撃やヘリコプター、小型ボートを用いた訓練が行われた。

各国が領有権を主張する南シナ海を巡っては、中国が島々に行政区を設置したと発表。フィリピンやベトナムが抗議している。

《韓国米軍駐留費の更なる負担増に難色》

在韓アメリカ軍の駐留費をめぐり、トランプ大統領が韓国の費用負担増を要求していることについて、韓国政府は「更なる負担の引き上げを前提にした協議をするのは難しい」という立場を明らかにした。韓国中央日報が報じた。

韓国政府とアメリカのポンペオ国務長官らの間で駐留費を13％引き上げる案が承認されていることから、トランプ氏が拒否しても「追加の引き上げは必要ない」との認識を示したとしている。

Zoomが改善版アプリ発表

ビデオ会議サービス「Zoom」を運営するズーム・ビデオ・コミュニケーションズが、セキュリティが改善された最新のアプリを公開すると発表した。

1週間以内にリリースされる最新版の「Zoom 5.0」は、暗号化の強化などを行ったことで会議データの保護や改ざんが防止できるとしている。

Zoomでは、会議中に不正侵入されるなどの報告が相次ぎ、企業が従業員の使用を禁止するなどの動きが出ているが、Zoomの最新の発表によると利用者は世界で3億人を超えている。