『東京カレンダー』肉特集の常連、毎回度肝を抜く肉料理を披露してくれる『マルディグラ』の和知徹シェフから、ある日「マルディグラハムを作りました!」という報せが舞い込んだ。これは食べねばなりますまい、と早速駆けつけてみると…、まあ、とんでもない代物!イベリコ豚のなかでも最上級とされるイベリコ・ベジョータの、一般の生ハムには使われないウデ肉を活用して塩だけで仕上げた、プラハ風スモークハムなのです。
スパイスや添加物も一切使わず、和知さんが「上質なイベリコ豚ならではのポテンシャルを最大限に生かしたワイルド仕上げです」と胸を張るだけあり“これ、ハムやない!精肉や!”と思わず呟いてしまうほど肉々しくてうっとり。
小石原が手にしている「ハムテキ丼」(4,000円)は、約130gのハムをたっぷりのバターでじりじりとソテーしたものをオン・ザ・ライス。丼を持っているうちに手が震えるほど重い!そして、左の「ハムカツサンド」(4,000円)は、揚げたてのハムカツを、トーストしてからマスタードハニーバターを塗った食パンで挟み撃ち!これまた“不味かろうはずがありません”な逸品。もはや、これを食さずしてハムは語れますまい!
小石原はるかの 「偏愛スケジュール」
一度ハマると歯止めの利かない“偏愛系ライター”が行く
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